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『優駿』7月号とW杯 [日記]


『優駿』7月号が今日、6/25発売です。連載の「武豊語録」の他、ダービーを勝ったワグネリアンの記事を書かせてもらってます。

記事は、ノーザンファームで繁殖、中間育成、育成の各担当者と場長に取材したもの。軽やかな回転のピッチ走法。走るというよりは、まるで滑るように小柄な馬体を前へと運ぶ軸のぶれないフォーム。福永祐一が「あの体格の馬ができるレースじゃない」と驚き、称賛した、ダービーでの一途な頑張り。そういったものの源泉を探ってきました。いい記事になったと自画自賛。

宝塚記念、ミッキーロケットは見事だった。自分はワーザー本命だったけど、キレイに抜けちゃった。脱帽。

重馬場でこんな力強く伸びたことなんてなかったのに。あんな走りができるならなぜもっと早く。。。とグチりたくもなるけど、たぶんそれ以上に、他の有力馬の状態が上がっていなかったんじゃないだろうか。

ミッキーロケット自身は前走の天皇賞・春で良い走りができていたし、その後もしっかり上げてくることができていた。あとは和田が、なんとかもたせた、ということだと思う。

ミッキーロケットを貶めるわけではぜんぜんないけど、もし他に状態の良い実力馬がたくさんいたら、最後にはワーザー以外にも詰め寄ってくる馬はいただろうし、その中の何頭かには交わされていた可能性だってある。少なくともこれまでのG1ではそうだった。他にそういう馬がいなかったということ。そしてそのチャンスをモノにした厩舎の丁寧な仕事と、騎手の渾身の騎乗、ということだと思う。



で、ワールドカップは、GL第2試合まで、なんだかんだでほぼ全ゲーム見ちゃってる。ヤバいね、面白い。ここから各チームの感想を。長いので注意。あと、個人の見解&勢いで書いてるので、間違いとかご容赦。

ロシアは走れすぎ。地の利とモチベーションって凄まじいんだなとあらためて感じた。

ウルグアイは個人技に裏打ちされた試合巧者ぶりと、やっぱりあの2トップの決定力が目を惹く。

エジプトはサラーを万全で見たかったけど、逆にこういう1人のストライカーに頼るチームはW杯では苦戦する。

サウジは初戦のロシア戦がすべて。直前に監督交代して手探り状態の部分が出ちゃったように見えた。

スペインはさすがのサッカー。ポゼッションと崩しへのこだわりは唯一無二。またそこにジエゴ・コスタの異質さがたまらなくハマる。

ポルトガルは強いチームとは思えないんだけど、ロナウドが自分をここで活かす道を掴んでいる。アルゼンチンやポーランドとの差はそこ。

モロッコは本当に良い連携と推進力のある好チーム。ただワールドクラスのストライカーがいないと、好ゲームで終わっちゃう。敗退が残念。

イランも良いチーム。モロッコ戦は中盤のデュエル、スペイン戦はドン引きカウンター、先制されると今度は前からプレスと、戦い方の幅と切り替えが見事だった。さすがケイロス監督が長期政権で作ったチーム。

フランスは引かれると崩そうとして焦るアタマの悪さが出るけど、相手が強いと逆にカウンターがハマる。GL突破さえしちゃえば。でもポグバとデンベレはクラブでの不振が出ちゃってるよなあ、なんか。

デンマークはやっぱりエリクセン頼みで、そこが戦い方の幅という意味でも弱点。あと1人、前に点取り屋がいれば。

オーストラリアは監督交代でどうなるかと思ったけど、さすが名将マルバイク、まとめてきた。でもやっぱり、ここもストライカー不足。ナバウトじゃさすがにW杯は勝てない。2列目は通用してるのに。

ペルーも、得点は結局ゲレーロ頼み。これも本当に好チームで、サイドのアドビンクラとカリージョなんてGLで消えるのは惜しい。トップ下のクェバもさすがサントスの10番。あの初戦のPK失敗がなければ。。。

クロアチアは優勝候補なんじゃないの、これ。上手いのに、さらに前線とサイドのハードワークがすごい。モドリッチはダイレクトのパスが長短関係なくすべて絶妙という、やっぱ天才。

アルゼンチンは、メッシを活かそうと遅攻中心になるのが最大の弱点。で、中央は最大警戒で侵入させてくれないので結局サイドの深い場所からばっかり。それじゃメッシは活きない。まさに悪循環。

ナイジェリアは若いチームで、まだ荒削り。アイスランド戦の勝利は、暑さが有利に働いたと思うし。

そのアイスランドは、守備はさすが。今大会ではスウェーデンと並ぶブロックだと思う。ただ、そこからどうやって点取るのかは見えにくく、ジリ貧なゲームに。

ブラジルはほんとに相変わらず序盤はのんびり、尻に火がつくと焦ってなんとか勝利、みたいな悪い癖が抜けない。にしても、カゼミーロのゲームメイクは同じレアルでやり慣れてることもあるだろうけど、ちょっとマルセロ頼みになりすぎてない?

スイスは強いね。そりゃ親善試合でやられるわけだ。シャキリは完全にワールドクラスの、さらにトップクラス。今はストークだけど、もう一度ビッグクラブ返り咲きもあるんじゃないの、これ。

セルビアはこんな個のパワーと高さで押すチームだったとは意外。連携がうまくいかないのは個々のスピード不足じゃないかな。

コスタリカのストロングポイントはなんといってもGKナバスとカウンターのスピード。ただラインを上げる守備は結局、個にやられることになって、先制されるといきなり何もできなくなっちゃうのが痛い。

メキシコはいろんな戦い方ができる好チーム。カウンターの鋭さは感動すら覚える。中盤のエレーラやラジュン、ベラあたりのクオリティは見ていても楽しい。こういうチームが勝ち進むと決勝Tが見応え出るよなあ。

ドイツは攻め慣れすぎていて、ボランチがバイタルを開ける守備がこの大会の苦戦の原因。やっと見つけた1トップの最適解ヴェルナーも、引かれるとスピードが活かせないという。徐々に修正はしているっぽいけど、それを超えるほどの怪我人やファウル・トラブルが襲ってくる運の無さ。さてどうなるか。

スウェーデンは、得点力はないけど守備は固い。そんな自分の戦い方はしっかりできている。あとはこじ開けられないようにするだけ。

韓国はソンフンミン以外にスロトングポイントが見つけにくいサッカーしてる。サイドのスピードとデュエルについ頼っちゃうけど、そこでは勝ちにくい。なんとなくハリルホジッチのサッカーみたいな匂いを感じる瞬間も。これも直前の監督交代とか、どんなチーム作るのかをご破算にしたツケか。

イングランドは、今回はまとまった良いチームになったんじゃないかな。最終ラインはそのうちやらかしそうだし、スターリングは相変わらず勝負弱いけど、ケインがいることと、あとリンガードが効いてる。

ベルギーは優勝候補の攻撃力。ただ大勝したチュニジア戦、デブルイネが中盤の守備を明らかにサボってたり、アザールの持ちすぎが目立ったり、楽な相手とのゲームが最初に続いただけに、ちょっと意識が攻撃に偏りすぎてる気も。消化試合だけどイングランドとの第3戦はそういう意味で見もの。

チュニジアはアフリカ予選は強かったけど、ここに入ると個が小粒。攻撃も、あまりにもCFハズリ頼みすぎに。

パナマは初戦のベルギー戦で「弱者のサッカー」が通用せず粉砕されて、何をしたらいいかわからなくなっちゃった。初戦が大事というのは、そういう意味なんだろうと思う。イングランド戦ではもう気持ちが切れてた。

コロンビアは2戦目を見る限り、やっぱ強い。日本戦、前半31分でクアドラードを下げたのはなんでだろ。あれは日本にとっては僥倖だった。ポーランド戦の無双っぷりは凄まじかった。

セネガルはポーランド戦は鬼のように強かったけど、日本戦では中盤のチェックが甘くて拍子抜けした。あの攻撃時に長谷部が中央になる3バックでプレスがハマらないと見たからか。そうなると、あとは強みはサイドのスピードと、セットプレーの高さ。後者を抑えきったのが日本がドローに持ち込めた要因の一つだと思う。

ポーランドは、中盤は繋いでレヴァンドフスキに渡すサッカーがまるで通用してない。ある意味、アルゼンチンと似た状況。脚元で繋ごうとするので、中盤がガシガシやりあうとゲームがまったく組み立てられない。レヴァンドフスキの持ち腐れになっちゃった。

で、日本。

南ア大会では本田1トップの奇策がハマったけど、今回それに該当するのが、本田スーパーサブということなんだと思う。なにしろ動けない、走れない、守備に戻れない。明らかにフィジカルコンディションに問題を抱えていて、とても先発では出せないけど、良いタイミングで投入され、また決定的な場面が回ってくる。

セネガル戦の同点弾なんて、動かなかったことでゴール前でなぜか完全フリーになれていた。必死に折り返した乾、ニアに飛び込んでつぶれた岡崎。立っていたら、急にボールが来たのでゴールした本田。ついに「QBK」がポジティヴな意味で使用された、まさに歴史的瞬間だった。言い過ぎか。

にしても、ギリギリで「香川と乾の同時期用に長友が凄まじい運動量で絡む」というストロングポイントを見つけた西野監督は、運があるというか、なんというか。長友と、あと酒井宏樹は、守備面で意外と日本に欠かせない武器になっている。

柴崎もいいね。10人のコロンビア、プレスがハマらずあっさり引いて待ったセネガルと、繋ぎやすい状況が続いたことはあったけど、ボールを受ける動き、長短のパスのタッチと、素晴らしい。逆に吉田麻也のフィードはひどくて、自分で蹴らずに誰かに渡して蹴らせる修正を早くしろよと思う。

懸念は右サイド。原口は頑張ってるけど、本職じゃないこともあって攻守とも、頑張り方が空回り気味。サイドの守備にはボランチがヘルプに行く約束事っぽいので、いざサイドでやられると、バイタルにボランチがいない瞬間が訪れる。大迫があのへんまで戻っていることがあるのは、たぶんそのせい。

でもまあ、そんな細かいところより、こういう大会は運や勢いの方がよっぽど大事なんだとも思うけどね。

GL突破したら、相手はベルギーかイングランド。見たい!

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ユニコーンSとワールドカップの初戦 [日記]

いやあ、やっとというか、ついにというか、ようやくというか、どうにかというか。ギリギリでスケジュールが重ならない程度に、自転車操業的にやるべきことが連続していた日々が、一応の区切りを迎えた。

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というわけで、ゆっくりユニコーンSを楽しんだり。帰ってやらなきゃいけないことが特にない競馬場は気が楽だなあ。

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ルヴァンスレーヴは、足抜きのいい湿ったダートも合ったんだとは思うけど、それにしても破格の強さだった。

で、帰って夜はワールドカップ観戦。もうたまんないね。うまいこと全試合見やすい時間帯設定で、しかもどのゲームも面白い。いったいいつ寝ればいいんだよ。

いや、見終わったら寝ればいいんだけどね。

今大会の初戦がどれも好ゲームになっている要因の一つは、ポット分けが絶妙に機能したこと、初戦ということでどのチームもコンディションが基本的に万全ということ、そして、最後までやりたいことを遂行するメンタルさえ持っていれば、それをフィジカル的に可能にしてくれる気候の良さだと思う。

クラブチームの戦術というのは、代表のそれに比べれば複雑だし、さまざまな状況に応じて別の顔を見せることのできるものだし、何より、その1試合だけでなくシーズンのもっと先、へたしたら翌年以降すら見据えたものであることも珍しくなかったりする。

でも代表チームっていうのは、もっとシンプルだ。ゲームも、グループリーグの初戦から、基本的には何らかのカップ戦の決勝戦と同じ意気込みで臨んでくる。

というわけで、「やるべきこと」をどれだけ整理して、それを全員で遂行できるかが鍵を握る。「鍵を握る」というのはもちろん勝敗の、ということもあるけど、でもそれだけじゃない。見る者の心を打てるかどうかの鍵も、握っているのだ。

その「やるべきこと」が、ポゼッションであろうが、ハードなプレスだろうが、ドン引きブロックの跳ね返しだろうが、凄まじい切れ味のロングカウンターだろうが、あるいはどんなに止められようと、信頼するエースにボールを集め続けるサッカーだろうが、そんなことはじつは些細な違いにすぎないんだよな、きっと。そんなふうに思わされたりもする。

日本のグループHの初戦は、日程的に他のグループよりも遅い方になる。他のチームのゲームに心を動かされまくった後で見ることになる僕たちの日本代表は、はたしてどんなものを見せてくれるんだろうか。

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天皇杯2回戦とキタサンブラック不在 [日記]

馬主さんや牧場の取材とか立て続けのG1とか天皇杯2回戦とか、考えてみればGWあたりからずーっと続いていた自転車操業的スケジュールもいよいよ終わりが見えてきた。

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天皇杯2回戦、まあいろいろ語りたくなるところだけど、そういうのひっくるめてざっくり、前後半の選手のテンションの違いがこのゲームの見どころだったのかなと思う。

前半、最初はエウソンの仕掛け方が相手をナメてるようにも見えたんだけど、あれはじつは違っていて、相手が誰だろうと、いけると思ったらガンガン行くブラジル人的なメンタリティが、ちょっと余裕ぶっこいてかっこいいサッカーしようとしている他の選手から浮いていたのかなと思い直した。そのくらい、後半は全員のテンションが、ゲームの勝敗ってのはつまり生きるか死ぬかってことなんだということを思い出したような方向に、見事に揃っていた。あれは監督の手腕だと思う。

で、もうひとついうと、エドゥは逆に、そういうブラジル人的テンションがカラ回りに繋がっているようにも見えた。思えば昨年のルヴァン決勝もそうだったし。エドゥこそ、余裕を持って冷静なサッカーを心がけた方がいいタイプなのに、やっぱり貴重な出場機会が来ると、どうしても力が入っちゃうんだろうなあ、と思った次第。

あと、ソニー仙台はいいチームだった。出足の良すぎる守備と両サイドの裏へのロングボールは、ほんと、フロンターレがいちばん苦手なやつ。得点取ったからというわけじゃなく、2番のDF三浦なんて、本当にいい選手だと思ったなあ。

次の水戸は行けるかな。。。ナイトゲームで延長PKの可能性を考えると行けない気がしてるけど、そのへんの検討はまたゆっくり。

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天皇杯の翌日は、朝から取材で北海道へ。取材場所じゃないけど前を通ったので社台スタリオンステーションに立ち寄ったんだけど、誰も放牧されてなかった。

社台SS2.JPG
キタサンブラックも見られず。残念。

ここから来週半ばまでは、まさに最後の追い込み。引きこもって、ひたすら仕事します。探さないでください。いや、探さなくても家にいるので、探す必要ないんだけど。

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柏戦とヴィクトリアマイル [日記]

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例によって土曜は日立台でレイソル戦、日曜は東京競馬場でヴィクトリアマイルという、芝生のハシゴ酒。いや日曜の酒は仕事後ですよ一応。

土曜はとにかく暑かった。最高気温は25℃くらい、ゲームの公式記録では23.6℃ってことになってるけど、いやそれなんかの間違いだよってくらい暑かった。日が陰ると急に一瞬、涼しい感じになってたから気温自体はそんなもんだったんだろうけど、直射日光の破壊力はマジですごかった。

で、勝敗を分けたのは、まさにその暑さだったと、2日経って冷静になってみて、思うようになった。一昨日? 冷静になんてなれるわけないじゃん。絶叫したのなんのって。サイコーだった。

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後から考えれば考えるほど、先制して、あとは中を固めて守りながらカウンターやセットプレーを狙うという柏の戦い方は、フロンターレにとってマズいものだった。最近やられているパターンをそのままなぞりかけていた。

FC東京あたりと違っていたのは、レイソルのブロックを組む守備の練度や強度が、あまり高くなかったこと。セットプレーの弱さが、フロンターレ以上にレイソルにとっては弱点の一つだったことだった。

そして、あの暑さだ。レイソルはただでさえ後半、足が止まる悪癖があって、ブロックの外でひたすらボールを繋ぐだけでも、スライドで疲弊し、憲剛がうまくクリスティアーノを引きつけ、戻らせて守備をさせることで攻撃陣もみるみる疲れていった。

とはいえ、レイソルの足が止まってボールを握りたい放題ではあるけれど、ブロックの中へ勝負のパスはなかなか入れられず、結果的にもそういう形のシュートチャンスはほぼなくて、得点はミドルと左右の大きな揺さぶりからのアーリークロスだったわけで。見ている時には残り時間との戦いという感じで、ヒヤヒヤした。これ、最後まで崩せず引き分けで終わったら、押し込みまくっていただけに完全に勝ち点2を逃した感じになっちゃうぞ、と思って応援していた。

それが最後の最後に得点の形になったのは、守らされているレイソルの消耗を早めた暑さ、直射日光のえげつなさが、やっぱり影響しているんじゃないかな、と思う。

風間サッカー以降のフロンターレの、毎年のスタートダッシュの鈍さは、どのチームもシーズン最初は体力に溢れ、最初は理想として掲げがちな前線からの激しい守備からのショートカウンターってのをがむしゃらにやってくることで、パスを繋いでビルドアップしていこうとするフロンターレにとっては苦しい展開になりやすかったからだと思っていて、だからいつも本領を発揮しだすのは暑くなってきてから、他のチームが怪我人なんかが出て、選手のコンディションが揃わなくなってきてからだったんじゃないかな、と思ってきた。

だからこのレイソル戦は、いよいよフロンターレのシーズンがやって来た、という象徴的な試合だったのかもしれない。そういう意味、鬼木監督が、このゲームがターニングポイントだったと後から言えるようなゲームにしようと言ったのとはまたちょっと違う意味だけど、ターニングポイントになるのかな、と思う。

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にしても、いやあ、交代で入った若い選手の活躍っていうのは、こんなにも希望をもたらすものなのかと、あらためて驚いちゃう。ラルフは、あのプレーの前にも後ろからのパスを受けて即、前を向いて仕掛けたプレーが最初にあって、あの時点からもう期待しかなかった。応援するでしょ、そりゃ。

長谷川も、左サイドから縦に行くと見せかけて切り替えして、右足でアーリー気味のクロスというのは、やっぱりあのプレーの前にも1本あった。クロスは他の選手も狙っていたけど、けっこうレイソルの小池とかが頑張って、その頭を超えられないシーンも多かったけど、トライが最後に実を結んだ格好。というか、クロスの攻撃ってもの自体、そういうとこあるしね。

長谷川は、ああいうロングボールのクロスというのは決して得意なプレーじゃないはず。典型的なウイングプレーヤーの、縦に行って外側の足でクロスを上げるプレーはなかなかうまくいかなくて苦労していたようだったけど、たぶん今回の形は「自分のプレー」の範囲内なんだと思う。チームとしても長谷川としても、一つ、武器が見つかったという気がする。

あとは、入ってすぐくらいに何度かバイタルを横切るようなドリブルをしていて、ああいうプレーはブロックを崩すのに有効だし、例えば学なんかにはこういうのをどんどんトライしてほしいんだよな、と思った。フィットの形を探るという意味でも、みんないろいろ、練習からやってほしいと思う。「これがフロンターレの形だから」みたいに凝り固まらずに。

レイソルは、そんなわけで一応、理屈としては狙い通りといえば狙い通りの展開だったんだと思う。でもやっぱり、ブロック敷いて守り切るという、もともと得意じゃなかったり練習が足りていなかったりする形を、スカウティングに基づくとそういう答えだからというだけでいきなりゲームでやろうとするのは、こうしてうまくいかなかったときのダメージという意味で、リスキーなんだろうな。

憲剛も、自分の知っている、ボールに激しく来るレイソルじゃなかった、というようなことを言ってるけど、確かにそうだよな、と思う。個人的に妙に印象深いのは、ネルシーニョが監督をやっていた頃、ジョルジ・ワグネルが、自分に課せられたマンマークの仕事(誰のマークだったのかは忘れちゃった)を、相手の選手がどこへ動いても、ボールがラインを割ってプレーが途切れてもなお、執拗な集中力で続けていたのを目の前で見たこと。

監督に外国人を呼ぶのは、そんなふうに、外国人選手や、日本人でも特に中心の大物選手に、泥臭い仕事でも真剣にやらせやすくなるという意味もあるんじゃないかな、とはその頃から思うようになった。

レイソルで言えば、吉田達磨とか今回の下平とか、そういうタイプはユースから見てきた若手を動かして勢いをもたらすことができても、ちょっと歯車が狂いだしたときに、それ以外の選手の部分でテコ入れがしにくいんだろうな、と思う。

そう考えると、鬼木の仕事のたいへんさのうち、普段は見えない部分にも思いを馳せちゃうし、憲剛を中心に、フロンターレの選手たちのパーソナリティの素晴らしさ、選手間の仲の良さが、ものすごく大きな意味を持っているんだろうな、とも思わずにはいられなくなる。マッチデープログラムで、下田だったかな、どのチームに行ってもあの選手とあの選手はぎくしゃく、みたいなのが一つはあるものだけど、ここには本当にそういうのがなくて驚いた、みたいなことを言ってたし。

惜しむらくは、ようやくそんな「暑い」シーズンが始まる頃に、中断期間になっちゃうこと。でも再開後はいきなりもっと暑いわけだしね。

で、翌日の東京競馬場は、これは一転、蒸してはいたけど涼しく、そして雨まで降ってくる天候となった。

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土曜と日曜の天気がもし逆だったら、いろいろ細かく影響もしたんだろうな、とは思う。それが屋外の、芝の上でやるスポーツというものだ。いや、芝は関係ないか。

ヴィクトリアマイルについては、「軸はリスグラシューで鉄板、相手中心はレッドアヴァンセとミスパンテール、穴はジュールポレールとデアレガーロ」という見立てがほぼ完璧だったのに、なぜか獲れていないという痛恨の展開。こういうの悔しいなあ。

予想が合っていても結果が伴わないこともあるのは、サッカーも競馬も同じ。どちらでも、あらゆる立場からそこは永遠の課題だったりする。

と、無理やり結びつけたところで、このへんで。清水戦はオークスと重なって行けない。みなさん、今年前半最後のデーゲーム、というより最後のゲームか。選手にとっては気温以上に暑くなるだろうし、応援よろしくです。

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関西3泊4日で神戸戦と天皇賞・春 [日記]

いやー、さすがに疲れた。

そもそも、4/26(木)に日帰りで関西の牧場取材が入って、その時点で3日後の京都の天皇賞・春のためにまた日帰り往復するのはしんどいなあ、でもしょうがないよなと思って新幹線を取っておいたら、4/27(金)にも栗東での取材が入った。

おお、これは1泊のみならず2泊すれば、4/28(土)の神戸でのアウェイ戦が見られるじゃないか! もともと諦めてたのに!

いやいや、2泊のみならず3泊すれば、そのまま天皇賞まで取材に行ける! 戻って、また行く分の、往復の新幹線代も浮くぞ。こりゃいいや!

というわけで、関西3泊4日、牧場→栗東→神戸ノエスタでサッカー→天皇賞・春というスケジュールで動くことになったわけだけど、さすがに疲れたなあ。

安宿だったから疲れたというよりは、やっぱりシンプルに、布団と枕のクオリティが低いと疲れが取れずにたまっていく。おまけに、取材した側からどっかwifiあるとこを見つけてテープ起こしをして、原稿に仕上げて、メールで編集者に送ってとかやってると、やっぱり疲れる。

あと、一人だとどうしても食べ物が適当になっちゃう。牛丼食って、あとはコンビニでビールとつまみ多めに買ってホテルで酔っ払って寝ちゃう、みたいな感じになることが多くなる。これが誰かといっしょだと、なんか面白いもん食いに行こうぜ、とかなるんだけど、なぜか一人じゃそれ、やらない。昔、一人暮らしは長かったはずなんけど、いったい何をどんな気持ちで食ってたんだっけオレ? と自分で疑問になるくらい。

そんなわけで、最初の2日は頑張った。で、土曜は晴れ晴れした気分で神戸まで行った。

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ノエスタは、ハイブリッド芝になってピッチ状態はめちゃくちゃ綺麗だった。スプリンクラーですげえ水撒いてて、そのせいなのか、それとも芝自体がそういうものなのか、けっこう選手は敵味方関係なく滑ってた。

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練習開始前には、米山コーチが一人でピッチに出てきてボールを軽く蹴りながら一周していて、芝の感じを念入りに確かめていた。やっぱまだ珍しいというか、興味深いものなんだな、というのが伝わってきた。

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ゲームは、早めに先制できたことでやっぱり楽になったと思う。さすがに日程が詰まっていて身体は重そうで、前半の終わり頃から明らかに両チームとも足が止まってた。

悠の決勝ゴールは、まさに目の前で見た。いやあ、いいねえ、こういうのをナマで見るのは。大島からすげえ強いパスが入った瞬間、それだけで心拍数が上がったのが自分でもわかって、その直後のターンとゴール。DFもよく滑ってきていて、なのにまさかニアを抜くとは。ストライカーだねえ。あとでコメント読んだらトーキックだったとか。

あのターンもどうやってやったのか、後でハイライトで映像みたら、なんかよくわからん複雑なボールタッチでターンしてて、あんなことできるのかとびっくりした。

この日は嘉人が、明らかに憲剛の代わりにトップ下でゲームを作るぞという意識が伝わってくるようなプレーをしていて、それ自体は賛否あって、ゴール前で得点を狙うべきという意見だってあるだろうけど、個人的にはこの方向で腹を決めるべきだと思っている。

そのことで、チーム全体でも、鹿島戦までにあった、結局最後は誰がパスを出して誰がゴールを狙うのを基本線にするのかが悪い意味で曖昧だったところがますます整理されてはっきりしていた。要するに最後は悠がゴールを狙えるようにするのがチームのファーストチョイスだというだけの話なんだけど。これはいい方向の整理のされ方だと思う。

何より、嘉人が先発したゲームで今季初勝利を挙げられたのはすごく大きい。よかった。

神戸戦4.JPG
あとすごかったのは、前半のネット。最近、ネットいいねえ。これも、なにかプレーでやっていいことと良くないことが整理できているように見える。

神戸は、縦にコンパクト、横にワイドなパスサッカーということで、仙台なんかと同じ方向性の狙いに見えた。細かくポストを繰り返すボールの運び方なんか、まさにそんな感じ。

ただ、そういう練習してきたことをやろうとしすぎて、ちょっと意外性のあるプレーが少なすぎる気もした。ポドルスキも、ここで受けて前を向いたらイヤだなと思うところでも簡単にはたいてしまうし、ワイドに開いた場所で受けた選手も、相手を振り回しただけで満足して、すぐ下げてしまう。あそこでスペースをドリブルで仕掛ける選択肢も見せないと、こっちとしてはちっとも怖くない。要するに、中盤がチマチマしがちで、推進力が足りていなかった。

でも、これはこういう難度の高いサッカーをやろうとするチームは、特に最初のうちは陥りがちな状態だと思う。我慢しながら続けていくうちに、実戦の中で抽象的な戦術とはまた別の、具体的でオリジナルなゴールへの道筋みたいなものが生まれてくる。そういうものだと思う。

神戸戦5.JPG
しかし遠方アウェイを見に行って勝つっていうのは、なんかこう格別だよね。いやあ、行ってよかった。

春天1.JPG
で、翌日は京都で天皇賞・春。とにかくすごい快晴で、すごい暑さで、すごい人出だった。

春天2.JPG
とにかくすごい人。

春天3.JPG
すごい人。

天皇賞については、また別途、どこかで詳しく。

メンバーが薄くてなんか頂点を争うレースって感じがしないよなとか思っていたはずなのに、終わってみれば純粋にいいレースだったな、というポジティブな感覚と、レインボーラインのレース後のアクシデントで、なんだか気持ちが中途半端なままその日が終わってしまったというヘンな感覚とが入り混じった、あまり経験のない「読後感」のレースだった。でも、こういうのこそ、ああ、現場に見に行っていてよかったのかもな、と思えるわけで。

ってなわけで、さすがに疲れて最後はフラフラで帰り着きましたとさ。

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