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あのダービーとこのダービー [日記]

今頃ダービーの話かよ!

なんて言わないで。誰よりも自分が突っ込みたいんだから。。。

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競馬の世界でダービーは大きな区切りのイベントではあるんだけど、でも1年の区切り、仕事の区切りとシンクロしてほんとの意味での「区切り」感に満ちた有馬記念と違って、その周囲でバタバタしてる人たちにとっては、じつは特に区切られないうちに日々が過ぎていっちゃう。

簡単にいえば、すぐ翌週は安田記念だし、雑誌屋さん的にはそのあとの宝塚記念のことも考えなきゃいけないしという感じで、ぜんぜん頭も体も区切られないわけだ。

ダービー2.JPG

レイデオロ本命は皐月賞が終わってちょっとした頃にもう決めてあったので、あとは当日、期待していた通りのデキなのかを確認するだけだった。周囲の人たちからは、パドックから少しエキサイト気味じゃないかという意見も聞こえてきたりして、確かに皐月賞では首を下げてぐいぐい歩いていたのに、この日は頭を上げて落ち着きなくチャカチャカしてたりはしたけど、でも個人的には、藤沢厩舎の特に若駒はそんな感じの子供っぽさは特にマイナスにはならないと思っていて。むしろ走る気満々にメンタルが仕上がってるな、と捉えたのだった。

好き嫌いでいえば、個人的にはキングカメハメハ産駒全般がそうなんだけど、動きもカタチも器の大きさがどうもよくわからなかったりして、まあだからこそ冷静に予想できたのかな。ともかく、ダービーと有馬記念は、馬券が当たると特に気分がよくなる。やっぱ、区切りなんだね、そういう意味じゃ。

で、翌週は安田記念だったんだけど、でもじつはこの日も「ダービー」でもあったのだ。フロンターレと横浜Fマリノスの「神奈川ダービー」なんだけど。

ところが、17時キックオフじゃハシゴできない。できるけどたぶん後半開始にも間に合わない。アウェイのチケット取って後半途中からしか見られないってのもなんなんで、最初から諦めていたのだった。19時、せめて18時キックオフなら行ったのに。

ゲームは家に帰ってきてから見たけど、なんというか、風間サッカー時代によくある負け方のパターンの一つだと思った。少し懐かしくなったくらい。レフェリングもいろいろ言われてるみたいだけど、日本の主審に比べて故意でかつ後ろから手を使うようなファールにわりとすぐカードを出しちゃうという以外は、そんなにトンチンカンな感じはなかったかな。

家長のデキも、シュートが枠に行かないのも含めて得点に直結しそうな怖さがほとんどなかったことを除けば、基本的にはポジショニングも良くてボールをよく触ってたし、キープ力もあったしで、だいたい期待通りのパフォーマンスなんじゃないかなと思った。

問題があったのは、部分的なところでいえば、サイドじゃないかな。「高い位置を取る」ことが相手のサイド攻撃を封じるポイントになる、というようなことを戦前は言ってたけど、「位置」じゃなく「スピード」の部分で違いを作られて、要するに負けていた。

で、守備面で思っていたより後手に回らされたという以上に、攻撃面で特にサイドにスピード感がなくて、結果的にお互い守り合ってシュートまでいかないまま行ったり来たりしてるだけという、相手の望むペースになっちゃったように見えた。

攻撃のスピードが上がらなかった要因の一つは、やっぱり大島の不在というか、憲剛とネットのダブルボランチの相性の悪さなのかな、という気も強くした。憲剛がトップ下で出ていた試合は、大島とネットがいるところに、さらに自分も下りていくことであえて後ろを重くして、それ自体がここはスピードを上げた攻撃をせずにじっくり回してゲームを進めようぜ、というチーム全体へのメッセージになっていたと思うんだけど、最初からボランチにいると、どうもチームがずーっとじっくり攻めようとしちゃう気がする。

この試合は、ACLの疲労もあるし、相手もブロック作って守りに来てるから、そうやってじっくり押し込んで攻めようぜという意図だったのなら、それはそれでいい。でももしそうなら、それって「負けない」試合をする、最悪ドローも上等と腹をくくることでもあるということは、思い出さなきゃいけない。

先制されたシーンは、マルティノスがこちらの右サイドの奥のスペースへいったんスプリントして、幸いそこにはすぐにボールが出なくて助かったんだけど、そこから少し時間があったのに、フロンターレはちゃんとブロックを作らず、どフリーになったままのマルティノスに長いサイドチェンジのパスが通っちゃってやられてる。こちらがポジションチェンジした直後とかそういう理由があったのかどうかはちょっとわからないけど、SBの田坂はまるで3バックの時みたいに中に絞りすぎてるし、そのせいでぽっかり空いたままの右サイドには、小林悠も長谷川も誰も戻ってきていない。つまりサボってる。好むと好まざるとに関わらず、お互いが守り合うゲームになってる中で、守りをちゃんとやらなかった方がそこを使われて先制されるという、まあ当たり前のやられ方だったと思う。

攻撃面でいえば、スピードを上げられないなら、あとはできることはいくつかしかない。低いベタ引きの、特に真ん中を固めたブロックに手を焼くというのは本当に風間サッカー時代によく見た光景で、あれをなんとかするには、一つはひたすら我慢して左右に振り続け、一瞬、穴が開いたところを突く。もう一つは、やっぱり左右に振ったり、あとはサイドを抉ってGKとDFの間に速いボールを送るか、抉ったことで思い切りラインを下げさせておいて、マイナスのボールからミドルを撃つ。そして、やっぱり抉って、とにかくCKを取りまくる。それしかないと思うんだけど、特に田坂あたりがアーリークロスを放り込みまくったりして、それはちょっと違うよな、と思うしかなかった。

要するに、強いとか弱いとかじゃなく、ゲームの進め方で間違ったことばかりしていたという印象で、つまり監督が替わってそういう部分を変えたはずなのに、ここではまるで変化というか進化していなかった。昔のフロンターレの攻略法をそのまま許してしまったということで、監督の責任も大きいんじゃないか、とも思ったのだった。

しかし個人的には、これでムアントン戦に続いて、2試合続けて現地観戦できなかった。次はホームの広島戦か。行けますよーに。

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鹿島戦とオークス [日記]

まずは告知から。



『優駿』6月号、いつもより5日ほど早く、もう発売になってます。

目玉は当然ながら、ダービーの大特集。福永祐一騎手の話を中心にカデナと、あとサトノアーサーについて川田将雅騎手に聞いて書いてます。馬券的にも面白そうな今年のダービー。こういう混戦の時こそ、当日の馬の様子から感じ取れるような調整の成否、成長の具合、気持ちの充実なんかが勝負を分けるもの。みなさん、現地で、テレビで、そのあたりからじっくり見ると、ダービーを目一杯楽しめると思います。

オークス.JPG

ちなみに昨日はオークス。最も才能のある馬が、その才能を発揮して勝てたレースという印象を誰もが抱いた結果に。まあそういうレースはよくあるといえばあるけど、今回は、その「才能」がまだ日本のファンどころか世界の競馬界にとっても馴染みのない、それでいて最大限の注目を集めるような血統による成果物だっただけに、「やっぱりそうだったか!」的な安堵感にも似た驚きを伴って迎えられたというのが新鮮だった。間違いなく、強さや馬券的な興味だけでなく、目の前で見て、その造形的な美しさ、機能的な動きのダイナミックさを堪能すべき1頭による勝利だったと思う。

んで、その前々日、5/19(金)は、カシマサッカースタジアムでアウェイのゲームを見に行ってた。平日の鹿島って厳しい条件なのに、予想以上に川崎からもサポが来てて、マジで驚いちゃった。ちょっと周囲で聞いただけでも、みんな仕事休んだり、半休とったり、適当にごにょごにょごにょという感じで抜け出してきたり、すごかった。

鹿島戦1.JPG

まあ逆にいえば、そのくらい楽しみなゲームだったということでもあるわけで。好調というか、ようやくいろんなことが噛み合ってきたフロンターレが、難敵の鹿島相手にどこまでやれるか。というか、鹿島が怪我人や疲労でチーム力が落ちているのが明らかな中、難敵を気持ちよく撃破できそうなチャンスなんだから、見に行かない手はないだろ、という感じかな。

このあたり、プロ野球のように興行数が多くなくて、特定の相手とはホームとアウェーで年間1試合ずつしかない、その年のメンバーでの戦いという意味ではまさにすべてのゲームが一期一会的なものになってくるJリーグの楽しみ方の典型例ということもいえるとは思うけど。

3-0で勝ったゲームの、フロンターレのプレーの素晴らしさに関しては、まああちこちで語られてるから特にここでどうこう言わなくてもいいのかな。

じつは試合の2日前に麻生に練習を見に行ってたんだけど、そこで感じたのは、阿部ちゃんがとにかく周囲の選手にこまめに要求を出したりプレー後の確認をしたり、完全にチームのサッカーの中心になっていたところ。特にプレスの練習の際なんかはすごかった。これにはほんとに頼もしさを覚えた。

あとは、鬼木監督が練習のフォーメーションを指示したりする時に、他の選手は「ケンゴ」とか「ユウ」とか「ナラ」とかみんな呼び捨てなのに、阿部ちゃんだけ「阿部ちゃん」だったので笑っちゃった。

で、この鹿島戦の後、公式HPに出てる監督のコメントを見てた奥さんが「鬼木、ここでも阿部ちゃんって言ってるよ」と発見。見てみたら、ほんとにそうだった。

── 阿部選手が得点を決めて、川崎のサッカーの一員になっていると思いますけど、阿部選手に関しての評価と、大島選手のケガの具合は如何でしょうか?

という問いに対して「アベちゃん(阿部浩之)に関してはどこのポジションでも出来ると言いますか(以下略)」という感じ。公式な会見で監督が選手について「ちゃん」付けで語るのって、意外とないんじゃないかな。そう思いながら読んでると、なんかじわじわ来たりして(笑)。

鹿島戦2.JPG

あと印象に残ったのは、やっぱり鹿島の強さだった。

3-0で勝っておいてそういう言い方はヘンかもしれないけど、サッカーって、得点のところは結局チームの強さとはまた微妙に別の「個」だったりして、鹿島目線で見ると、3失点は怪我人によるCBの駒不足と、ボランチのレオシルバまでいないせいで、これもただでさえどこか痛みを我慢しながらやってるっぽい昌子にものすごい負担がかかっている部分が破綻した、ということなんだと思う。

じつはシーズン開始当初、レオシルバが鹿島に移籍したばかりの鹿島の試合を見ていて思ったのは、これってレオシルバがスーパーな選手すぎて、みんなが守備を少しずつ頼りすぎたり、あとは奪ったボールをとりあえずレオシルバに預けちゃう癖がつきすぎたりして、いざいなくなった時に戸惑うんじゃないかな、ということだった。

無得点で終わったのも、遠藤が怪我で、金崎や土居も先発で出られないくらいのコンディションで、まずは鈴木優磨に点を取ってもらう形で進めないと話が始まらないサッカーになって、そして鈴木優磨には、まだそこまでの、強敵相手に先発で出てゲームの流れを作りながら強引に点を取っちゃうというところまでの力はない、ということなんだと思う。あそこがコンディション万全の金崎で、後半途中から鈴木優磨が、例えば金森に代わって出てくるような流れだったら、無得点ってことはなかったんじゃないかな、と思う。

それにしても、鹿島の選手たちの、あの球際の強さっていったい何なんだろうと思う。対峙する相手との距離、足の出し方、手で掴むプレーの少なさ、体の入れ方。一貫した指導の力を感じずにはいられない。例えばフロンターレも、今年は特に球際の強さを選手に求めているけど、そこに関する具体的、技術的な指導をどのくらいしていくべきかは、もっと突き詰めていいと思う。じゃないと、結局は単なる精神論で終わっちゃうだけだしね。

話は戻るけど、競馬はいよいよ、というかもうダービーがやってくる。昨日、居酒屋で石田名人にそれとなく確認したら、なんと現段階での本命は同じだった。

いや、よく考えたらちっとも「それとなく」じゃなくズケズケと聞いたら一瞬、どうしようかなという顔をしてから教えてくれただけなんだけどね。ちなみにどの馬だったかはナイショです。

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ヴィクトリアマイルとジュビロ磐田戦 [日記]

5/14(日)は東京でヴィクトリアマイルが、そして遠く離れた磐田ヤマハスタジアムでは、フロンターレとジュビロのゲームが行われた。後者は15時キックオフ。残念ながら諦めるしかなかった。まあ何時キックオフだろうと無理なんだけど。

いや、朝7時キックオフくらいなら頑張って行って戻ってきた!

・・・かな? 逆に21時キックオフとかなら行った! かな?

ヴィクトリアマイル.JPG

いずれにせよ、アドマイヤリードの重賞初制覇でのG1勝ちを見て、いろいろ取材して、一段落した頃、遠く離れたヤマハスタジアムではほぼ試合が終わりかけていて、1-0で勝ってるのか、と思って間もなく、2-0になってゲームが終わったと知ったわけだった。

にしても、昔から思っているけど、須貝厩舎の牝馬って、テンションの高さが破綻寸前のギリギリのところでうまくとどまって、大舞台で100%か、もしかしたらそれ以上の力を発揮できることがよくあるような気がする。いつかゆっくり取材する機会があったらそのあたりについて訊いてみたいとは思ってるんだけど。

磐田戦の2点目は、アディショナルタイムにGKソンリョンからのロングフィードを1バウンドでそのまま長谷川がヘディングしたボールが、DFとの連携がうまくいかず飛び出していた相手GKカミンスキーの頭上を超えてゴールに入ったものだった。

すぐに思い出したのは、2013年のやっぱりヤマハでのジュビロ戦で、3-2で勝っている状態で迎えたアディショナルタイム寸前、GK杉山からのロングフィードが大きくバウンドして、相手DFがGKにバックパスしようと胸に当てたところを矢島がかっさらってそのままゴールしちゃった得点だった。

じつはあれも5月18日、ほとんど同じ時期のゲームだったのだ。ちなみにその日は土曜日で、翌日のG1はメイショウマンボの勝ったオークスだったわけだけど、そんな日程だったため、両方現場で見ることができた。土曜開催サイコー。

今年は、取材の後飲んで帰って、そのまま続けてちびちび飲みながら見逃し配信でまるっと観戦。いやあ、阿部ちゃんいいねえ。ほんとにいい選手だ。あの守備の意識と能力は現在の代表ではかなり好まれるものだと思うし、このまま得点感覚に優れたところを見せ続ければ、一気に代表入りなんて、ない話じゃないよコレ。

前にも書いたけど、シュート練習ひとつ見ても、必ずGKやDFのタイミングを外すような小さなフェイクを入れて打っていたり、ただシュートがうまいってだけじゃなく、ちょっと意識の高さは図抜けてる印象を受けた。こういうのは、三好あたりには本当に見習ってほしい。例えば大久保なんかは、足にボールが当たる感覚と実際のボールの軌道を、いつまでもいつまでも、何度も何度も確認していたりしたし。先輩から学ぶっていうのは、そういうところもなんだぜ、と言ってあげたい。

しかし、ハイネルを前半でスパッと諦めて下げて、入った長谷川が得点するとか。

武岡が最後はヘトヘトになっていたけど相変わらずの内転筋の強さを感じさせるキレのいいパスでビルドアップに攻撃に加わったりとか。

エドゥが最初に川又に入れ替わられたシーンだけはヤバかったけどむしろあれで危機感に火がついたのかその後は川又を執拗にマークしてシャットアウトしたりとか。

ネットが完全に大島の存在感を認めて良いコンビ関係を築けて、無理にへんな攻撃に出ず、いい意味でサボるようになって試合の最後まで体力と集中力が続くようになって、しかも突然のワンツーでの攻め上がりがよけい効果的になったりとか。

なんかチームがいい方向に回り始めているのをすごく感じる。極端な話、今は憲剛が90分ピッチにいなくても大丈夫なチーム状態になってると思う。最低限、本当に誰か一人というなら、大島さえいれば、というのは、フロンターレの今の向かう方向としては、正しいものだと思う。

ジュビロについて感想を書いておくと、守備は意思統一が図られた、すごく固いものだったと思う。ラインを上げてコンパクトにした3バックは、ちゃんとしっかりした形になってた。ボランチも人に強く来てたし。

弱点はやっぱりサイドで、櫻内と小川大貴というのは、やっぱりちょっと守備的というか、守備的ならまだいいんだけど、3バックでサイドがそういう人選だと、チームとしては後手に回りやすくなっちゃうと思う。欲を言えばあそこは前線からの守備の意識の高い、運動量に秀でていて、しかも個人でも打開できるドリブラーがいればいいんだけど、そんな人材いたらどこだって欲しいわけで。浦和の関根とかね。

そこが重くなっているせいで、攻撃は俊輔をパサーに、川又がターゲット、あとは松浦と川辺の飛び出し次第という形しかなくなって、つまりわりと単純な攻撃しかできなくなっていた。で、川又をマンマーク的に抑えられちゃうと、カウンターとセットプレー以外はかなり手詰まりになっちゃう。チームとしていいサッカーをしてるのは明白だけど、人材が少し足りないというか、フォーメーションに対して武器が少ないというか、そういう印象。小川航基と2トップってのも3バックだと少し採用しづらそうだし、監督としてはいろいろ悩ましいんだろうなあ。

まあ、そんな感じでこちらは次は鹿島戦。こういう微妙な平日アウェイこそ、我らフリーランスの力の見せどころ。力を見せるっていうか、茨城まで行きますってだけなんだけどね。

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NHKマイルCとACLイースタンSC戦 [日記]

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5/7(日)のNHKマイルCはまさかの牝馬ワンツー。「まさかの」ってわりには2005年にラインクラフトとデアリングハートがすでにワンツーしてたりはするけど、でもねえ。参った。スローでも差し切るような末脚自慢の切れるタイプじゃなくスピードタイプが優勢、というところまで読めていたんだから、リエノテソーロも、もうちょっと押せないことはなかったんだけど。

マイルC2.JPG

勝ったアエロリットは、横山典弘騎手がすさまじいまでの好スタートを活かし切って、しかも馬場を読み切ったコース取りをして、という最高の騎乗をした。久々のフライング・ディスマウントも間近で見ることができた。

ちなみにアエロリット、3年前にこのレースを勝ったミッキーアイルの従姉妹なんだよね。父のクロフネも、2年前のクラリティスカイを出していて、血統的にもいろいろ向いていたのかな、と。ちなみクラリティスカイの母父はスペシャルウィークで、アエロリットはネオユニヴァース。「父クロフネ×母父サンデーサイレンスの後継種牡馬」という組み合わせが共通していて、なんかなるほどな、という感じでもあった。

んで、話は変わって、その2日後の5/9(火)は等々力でACLのグループリーグ最終戦、香港のイースタンSC戦だった。

東方戦.JPG

相手のレベルは正直、高くないし、ホームでコンディション的にも利があったりして、4-0というスコアを持ち出して攻撃陣がどう、守備陣がどうということを語ってもあまり意味はないゲームではあった。意味がいちばんあったのは、引き分けでもGL突破はできない、勝たなきゃダメという固くなる状況を克服できたという一点にあると思う。

とはいえ、細かいところにはたくさん見どころがあった。中でもわかりやすかったのは、ハイネルがすっかりチームの「武器」になっているところだと思う。

個の能力や献身性はもちろんだけど、注目したいのは後半、攻め疲れとリスク回避の意識もあってみんな少し動きがまったりしてきたところで、ハイネルがトップ下の位置に流れてきてボールを捌いて、またサイドに出ていって受けなおして突破を試みる、というように、自然な、自由な感じでプレーしていて、それがすごく良い流れになっていたところ。チームが求める限定的な役割をこなして武器になるという段階の上を行く、これが真にチームにフィットしていくということなんだな、と、貴重な瞬間を目撃しているような気分になった。

しかし、あのスピードはレナトと比べても遜色ない、つまりリーグでも屈指のものなんじゃないか。ボールをさらすタイプのドリブルをしていたレナトとはまた違う、懐の深いタッチは、対策もされにくそうで、なんかもっともっとやれそう。

ネットにも良い影響を与えているようにも見えて、ネットは何らかの指導がなされているかどうかは別として、ボールを持つと憲剛、大島、そしてハイネルの3つがパスの送り先として優先度が高くなっていて、送り先が3つもあるから持ち過ぎや無理に1トップに当てるような縦パスも少なくなっていて、結果的に意思統一されたゲームメイクに良い参加の仕方ができているように思えた。上がりすぎないから守備のフィルターとして相手ボールを引っ掛けるシーンも多くて、そのあたりも好感を持てたかな。

あとは長谷川。報道では、ハーフタイムにハイネルに、縦に突破したら自分はファーに入るから見ていてくれと伝えて、それがそのまま形になってクロスに合わせられたということで、こういうのってすごく良いことのような気がする。よく前半が終わって引き上げていくところで味方同士が身振り手振りで要求を伝えているシーンってあるけど、それが的確かどうか、そしてそれを実行に移せる能力があるかどうかというのは、これはもう選手によって差があるんじゃないか。そして長谷川には間違いなくその才能がありそう。新潟戦でも、自分がドリブルしたら中に入っていってほしい、と阿部ちゃんに伝えてそれがそのまま形になって得点に繋がったというのは、つまりそういうことを意味していると思う。

で、長谷川のドリブルは、車屋と絡む左サイドにも良い影響を与えている。1点目の車屋のクロスは、長谷川がドリブルで相手を引きつけたからこそ、車屋がじっくり中を見てクロスを上げる余裕が生まれたわけで。この半年くらい見ている側がモヤモヤしていたのは、車屋がそのドリブルをする役目を担うはずじゃなかったの? というところにあったのかな。そのへんの役割分担を、組み合わせ次第で整理していければいいんじゃないか。というか、車屋も、長谷川みたいに自分が活きる方向に周りに的確な要求をできるようにならなきゃダメだろ、とも思うわけだが。

あとはもう、家長が公式戦に無事に戻ってこられた、というのはプラス材料。ただ2度の決定機は別として、それ以外のシーンでは、個人的には驚くほどゲームに入れていないように見えた。ポジションかぶりも多かったし、パスもリターンや、後ろに戻すものが大半。でもまあ、まずはピッチに立てたというところでいいんじゃないかな。対して、阿部ちゃんはもう完全にフィットしたと思う。なんか、楽しそうにやってるように見えたもん。

磐田戦は行けないので、みなさん現地応援よろしくです。敵だけど、新天地で中村俊輔がどのくらい楽しそうにサッカーしてるのかとか、生で見てみたかったけど。

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天皇賞・春とセレッソ大阪戦 [日記]

ゴールデンウィーク真っ只中、みなさん「月、火はカレンダー通り」と言いつつ電車も街もサラリーマンあんまり見かけなくて、なんだよ世の中ほとんど9連休なのかよと憤っておられることでしょうが、フリーランスは常に連休でもあり常に休日無しのキタサンブラックじゃないや根っからのブラック属性職種でもあり、興味があるのは電車や道路の混み方くらいしかなかったりするんだよねえ。

今年は、4/29(土)に東京の青葉賞を取材した後、天皇賞・春に出走する関東馬よろしく、渋滞を恐れてその日のうちに石田敏徳名人やカメラのハタ坊とクルマで関西へ出発。

で、宿が安くて予約しやすい途中の四日市で「四日市って、市の名前を『四日』に変えちゃえば、市からのお知らせとか『四日市市より』みたいな事態にならず『四日市より』で済むのにねえ」という無責任で意味のないアイデアを口走りつつ宿泊。

途中の高速道路も渋滞はなく、翌日の京都競馬場までも通常レベルの混み方で、なんだこれなら泊まる必要なかったかなとも若干思いつつ快晴の京都競馬場で天皇賞・春。

レースが終わって取材も終了すると、急いで競馬場を出て京阪電車と地下鉄御堂筋線を乗り継いで大阪は長居へ。フロンターレのセレッソ戦を応援に行ったのでした。

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天皇賞は、感動的なレースになった。超のつく一流馬たちが完全に力を出し切って最後はみんなフラフラになるなんて、そうあることじゃない。ほんとに凄かった。

セレッソ戦.JPG

で、セレッソ戦も、選手たちは完全に力を出し切って最後はみんなフラフラに。。。

なってない!と憤る向きもあるようだけど、個人的には、そういう見方はできないかなと思ってるんだよねえ。

試合を見ていてまず思ったのは、選手たちのコンディションがかなり厳しい状態に見えるな、ということ。韓国アウェイから中4日で関西アウェイというのは、数字以上に苦しいんだろうなと思った。阿部ちゃんなんて、前半途中からもうバテバテで動くのがつらそうに見えた。それでも気持ちを奮い立たせて守備に攻撃に走っているのは伝わってきて、これは結果を問わず拍手をしてあげたくなった。

それに加えて、やっぱり憲剛とネットを欠いていたというのは、ただでさえ大島もいない中で致命的だったと思う。

思えばこのチームが始動して、公式戦が始まる前の、メンバーが公開された最後の練習試合(水戸戦)のスタメンは、新井、舞行蹴、谷口、エウソン、車屋、ネット、大島、憲剛、阿部、小林悠、家長というものだった。

ここからフィールドプレーヤーでは怪我で舞行蹴out→復帰の奈良in はさておき、5人がいなくなっているわけだから、そりゃあクオリティは同じというわけにはいかない。しかもそのうち4人はセントラルプレーヤー、ゲームを作る役割の選手なんだから、ほとんど非常事態といっていい。

逆に、これに準じた状態でシーズンをここまでよく持ちこたえてきたという誉め方もできるけど、でもまあ勝てていないのに誉めるってのもヘンな話で。選手たちも誉められたくはないだろうし。

ともかく、なんとか持ちこたえてきたけど、このセレッソ戦はコンディション不良も相まってもちこたえられなかった、ということだと思う。

先に言及した水戸戦では家長が1トップで小林悠は2列目の右で、当時それはあまり機能してなくてまだ手探り状態ではあったけど、例えば今回、何度か試してやっぱり思わしくなかった小林悠の1トップで試合を始めたのは、ちょっと消極的というか、メンバーがいないんだから、これがいちばん誰も文句言わないというか、やっぱりうまくいかなくてもみんな許してくれるんじゃないか、というフォーメーションに見えたのは、ちょっと不満かな。

悠はすごく成長してよそからの評価も高くて今年はチームの中心と自他ともに明言してる選手だけど、決してFWとしてなんでもできるスーパーな選手というわけじゃない。古典的な1トップの役割は、昨年までのチームのサッカーがそうでなかったこともあって、ぜんぜんうまくいっていない。何より、クリエイティブさが感じられなくて、よそから借りてきた戦術のマネごとにしか見えないのが致命的だと思う。

そのあたりのテーマに関して、現在、どうやってチームを作ろうとしているのかは、なんかこれで見えなくなっちゃって、そこも当惑する。

昨年までのサッカーの攻撃面の良いところを継続するなら、0トップ的な3トップで、両サイドは起点になりつつ、裏狙いで相手ラインを下げてギャップを作る。中央は下りてきてトップ下的なプレーを中心に、ここぞというところで裏へ。という感じしかないと思ってるんだけど。まあ3バックなのか4バックなのかとか、後ろのワイドの選手は誰をどう使うのかとか、連動する難題もそれはそれで出てくるけど。

選手は、右が小林悠。中央は現状、長谷川、変化球で阿部、本命はもしや家長。左はレナト的な方向なら三好、小林悠と2トップ的な色を強く出すなら森本、守備重視なら阿部、攻撃の流動性重視なら憲剛という感じなのかな。

三好は、そういうふうに役割を限定してあげないと、このままじゃなんか成長しない気がしてる。役割を限定ってのは、例えば浦和の関根とかガンバの泉澤とかみたいなね。じゃなくてチームの中心を担うゲームメーカーとしての方向でということなら、先の0トップの真ん中に置いちゃうという手があるけど、これは相当なサッカー脳を要求されるので、そういう指導を意識してやっていかないと。今のままじゃ、なんか少年サッカーの試合で上手い子が、わがままなドリブルしてるだけにしか見えない。

大久保の抜けた代わりに誰が点を獲るサッカーにするのかっていうビジョンは、補強との絡みも含めてまだ見えていないわけで、まずは家長やエウソンの復帰を待つしかないのかな。

いちばん心配なのは、こうやって結果が出ない時期が続くと、普通は選手たちが一枚岩になれなくなってくるところ。ここが踏ん張りどころだと思う。ここを乗り切ってチームが正しい方向に作れれば、後半戦は快進撃、というようなことだってまだまだ期待できると思うし、そういうものを期待して応援したいところだよね。全試合、どんな時期も最高のゲームで勝ち続けることなんてできないんだから。

というようなことを悶々と考えながら、試合後は大阪駅からの夜行高速バスで帰ったのでした。家に朝7時過ぎくらいかな。

高速バス、久々だったけど、まあまあ眠れた。でもさすがに土曜からずっと出かけてた状態だったわけで、やっぱ疲れてはいる。

で、自分が移動で疲れるといつも、選手のコンディションだっていろいろあるんだろうから、動けてなくても「気持ちが入ってない!」とか言わないであげたいな、と思うんだよね。

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