So-net無料ブログ作成
検索選択

種牡馬展示会いくつか見てきた [競馬]

火曜から水曜にかけて、日高方面で、種牡馬展示会をいくつか見てきた。

アジアエクスプレス.JPG

北海道はちょうど天気の良い期間で、よく晴れてたし、比較的あったかかった。まあ昼間で3℃くらいで、ちょっとでも風が吹くと体感温度は簡単に氷点下で、あくまでも「比較的」なんだけど、でも底冷えするような寒さで外に何十分も立っていられないよー、ということもよくあるので、そういうのに比べれば大丈夫だった。まさに比較的。

写真は優駿スタリオンステーションのアジアエクスプレス。この馬、ダントツでインパクトを感じた。トモの筋肉量とかすごくて、でも背中も長くて短距離馬という感じじゃなくて、何より動きが柔らかくて。見てた人たちがみんな口々に、いいね、すごいねって言ってて、事務局の人によると、もう基本的には満口なのに、展示会直後に頼むよ、付けさせてよっていう申し出が多くて困ったというくらいだったとか。そういう話を聞くと、種牡馬展示会って大事なんだなあ、やっぱり買い物って実物を見てするもんだよなあ、とつくづく思う。

新種牡馬といえばホッコータルマエもいた。ついこないだまで現役だったということもあって、まだ目つきの鋭さとかピリピリした仕草なんか現役時と同じで、なんか大井のパドックで見ていたときと同じ。まだ懐かしくなるほど時間も経ってないんだよね。

キングカメハメハの後継はとにかく続々と種牡馬入りしていて、門別のブリーダーズスタリオンステーションなんて、新種牡馬3頭のうち2頭がラブリーデイ、リオンディーズとキンカメの子。ラブリーデイは、現役時のオーナーだった金子真人さんが来場していてマイクを持って紹介とアピールをしていた。またその様子が、今日はすごく良い天気だけど、まさにこういう日のことをラブリーデイって言うんですね、みたいな感じで、とにかく嬉しそうというかゴキゲンな様子が印象的だったなあ。

ブラックタイド.JPG

新種牡馬じゃないけど、ブリーダーズSSで印象に残ったのがブラックタイドだった。決してキタサンブラックが走ってるからというんじゃなくて、あらためていい馬だった、マジで。

あとは、ジャングルポケットを久々に見て、ああ、やっぱりこの馬というか、トニービンの系統の馬体って好きだなあと思った。何を隠そう、ごく私的馬体も込みで好きな馬ランキング栄光の第一位はロイスアンドロイスだったりするし。勝ちきれない馬で、放牧先で腸捻転で死んじゃったけど、無事に種牡馬入りしてたら絶対いい種牡馬になれたと思うんだよなあ。

トーセンジョーダンもそんな流れを汲む馬体で、この日久しぶりに見て、やっぱりこれも好きだなあと思った。

ディスクリートキャット.JPG

あと、ダーレージャパンスタリオンコンプレックスでディスクリートキャットも見た。写真はちょい斜め後ろからになっちゃったけど、いい馬だったなあ。続けて出てきたパイロあたりとは全然別のタイプで、こっちはいかにも中距離を走れそうな感じ。ここまではパッとしてないけど、たぶんアメリカで成功するには少し線が細いからなのかなあ、という印象。そういうタイプって逆にすごく日本向きな可能性があるので、これはある程度やれる気がする。血統にミスプロもヘイルトゥリーズンも入ってないってのも面白いし。

というか、いつも思うけど、種牡馬を見るのって単純に楽しい。すごく楽しい。見た後、飲みに行って感想を語り合ったりとか、超楽しいんだよねえ。他にも社台とかJBBAとかアローとかレックスとかイーストとか、片っ端から見に行けたらサイコーなんだけどね。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(0) 

西武池袋の「フランス競馬」展と顕彰馬ジェンティルドンナの展示 [競馬]

珍しく告知っぽい感じのことを。

池袋の西武百貨店、正式には「西武」だけみたいだけど、その西武池袋本店で、「フランス競馬 華麗なる社交の世界」っていう展示が行われてます。今日、9/13(火)から9/20(火)まで。正確な場所は、別館2階のギャラリーです。入場は無料。

展示は、今度の10/2の凱旋門賞にマカヒキが出走することを受けて、フランス競馬の歴史を日本馬の活躍を軸に紹介する、といった感じのもの。写真と文章のパネルで紹介されていて、僕はこの文章の一部を手伝っています。

競馬写真家の草分けでフランスにもずいぶん撮りに行っていた故・今井壽恵さんの写真も見られるし、競馬とは直接関係ないけど、「モディスト 石田欧子氏によるオートモードの世界 帽子コレクション展示販売」といういかにもデパートらしい企画も。お近くにお出かけの際はぜひお立ち寄りください。

9/11(日)は凱旋門賞の前哨戦がシャンティイで行われたけど、ニエル賞、ヴェルメイユ賞、フォワ賞と3つとも少頭数で、レベル的にはちょっと本番の参考にはなりにくかったかな。賞金のかかった公開調教といった感じで。

シャンティイのパドックは4、5年前にリニューアルされた新しいもので、個人的には味気ない、殺風景な感じだなあと思っていたりして。大井みたい、というと語弊があるというか大井は味気ないのか!と言われそうだけど、いやパドックは味気ないでしょそりゃ。というかパドックに味がある競馬場なんてそうないわけで、外国の競馬場に行く楽しみはそういうところに異様に味があったりするからというのもあるわけで、そういう意味で、シャンティイのパドックはつまんないと思う。

マカヒキは勝てそうなの? というのはあと2週間くらいするといろんな人に訊かれそうだけど、どうだろうね。ニエル賞が小差の勝利だったこと自体はそんなに問題視はしなくていいと思うけど、単純に、力量を測る物差しになるような馬と対戦できなかったという意味で、他の路線から来る強豪に勝てそうかどうか、判断つかないよ、という答えが正確なところだと思う。

ただ、マカヒキ自身は馬場やコースを無難にこなせたし、ぴったり折り合える強みが異国の地でも出せたことはすごく心強い。本番はいきなり他頭数で馬群の固まった中を走るわけでそこはやっぱり心配だけど、ルメールはシャンティイすごく上手いと思うので、まあ大丈夫かな。となれば、ぜんぜん歯が立たず大敗、ということは考えにくいと思う。見ていて楽しめる勝負はしてくれるんじゃないかな。

そんで、告知をもう一つ。

多大な功績を讃えられる「顕彰馬」に、今年はジェンティルドンナが選ばれた。この後、競馬場ではパネル展示が行われるわけだけど、その展示パネルの文章を書かせてもらってます。記名原稿で、そういうつもりで書いてます。

展示場所は東京競馬場と京都競馬場。期間は10/8(土)~11/27(日)とちょっと先だけど、開催中ずっとなので、近くにお立ち寄りの際はぜひ。いや競馬場はさすがにそうそう近くには立ち寄らないか。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村



nice!(1)  コメント(0) 

『優駿』9月号とモーリス [競馬]



『優駿』9月号が発売になってます。昨日、8/25(木)か。

今月書かせてもらってるのは、秋競馬の見どころ特集の、秋華賞路線と天皇賞・秋路線。後者にはモーリスについての囲み記事も別途書いたんだけど、これ、札幌記念の1週間くらい前に校了しなくちゃいけなくて、そう思って読んでもらえると、ほのかに札幌記念は危ないかもよ、距離、長いかもよというニュアンスを、下品にならないように込めようと努力した跡が見えないこともないなと思ってくれる人もいないとも限らないともいえるというか、もう何を言ってるかよくわかんなくなったのでこのへんで。

自分の記事じゃないけど、沢田康文くんが書いた、フランスで開業する日本人調教師、小林智さんのドキュメントは、すごく丁寧ないい記事になってるのでオススメ。というか、そうか、沢田くん自身が「フランスで開業する日本人ライター」で、そう考えるとまたさらにそこはかとなく味があるような気がしないこともないと感じないこともない人がいないとも限らないというか、もう何を言ってるかよくわかんなくなったのでこのへんで。

先述の通りってほどちゃんと言ってないけど、先週末は札幌記念前後を含めて北海道に行っていた。

札幌1.JPG
札幌2.JPG
札幌4.JPG
札幌3.JPG

モーリスの敗因は、個人的には「距離」だと思う。安田記念時よりいいんじゃないかと思うほどの仕上がりで、パドックから返し馬でも騎手と馬の呼吸はぴったり合っていて、それで道中はあの引っ張りっきりの手応えで、最後の直線は思いのほか弾けなかったということは、やっぱり本質的にもっと短い距離、もっと速いペースで流れるレースが合う馬ということなんだと思う。

とはいえ、馬は学習する生き物なので、こういう経験が糧になって、次はびっくりするほど折り合って最後はすごい脚を使うということはあると言えないこともないとは限らないわけで、以下略。

8/22の月曜は日高地方を奥の方まで行ってきたけど、帰りの飛行機は近づく台風の影響で欠航とかある中、すり抜けるようになんとか飛んで、でも30分とか平気で遅れてヒヤヒヤしたけど、翌日、日高地方がとんでもない雨で道路が寸断されてたりするのを見て、そういう致命的な事態を本当にギリギリですり抜けて帰ってくることができたんだなと実感した。現地の人たちも、こんなに台風が来るなんて今年はちょっと異常だよ、と困り顔だったなあ。

話は変わるけど、そんなわけで、浦和戦は見に行けなかった。こういう熱い試合を見られなかったのはめちゃくちゃ残念。で、今週末の柏戦も、外せない用があって参戦できず。どうしよう、6-0とかすんごい勝ち方しちゃったりしたら。。。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(0) 

『優駿』5月号と競馬学校 [競馬]

浦和戦は確かにがっかりしてヤケ酒飲んで帰ったんだけど、気づいたら今ってGWの直前なんだね。

そんで、どうやら自分が出版業界というかモノ作り業界におけるいわゆる「GW進行」的なものの真っ只中にいるらしいということにうっすら気づき始めてて、がっかりしてるだけじゃヤバいぞ、となってます。なので浦和戦についてはまた今度。とか言ってるうちにガンバ戦があるんだけど。



今日4/25(月)は『優駿』5月号の発売日。「未来に語り継ぎたい名馬」企画が今月はブエナビスタで、それを書かせてもらってます。

競馬をやってると、「好きな馬」っていうのが知らないうちにできることがある。別に特別応援するとか、その馬をものすごく高く評価しているというわけでもない。なんなら、今日はダメだろ、って平気で予想から外して馬券は買わなかったりもする。でも、あらためて考えて見ると、ああ、そういえばオレこの馬好きかも、という感じ。まあ要するに人間相手といっしょです。

僕もそういうなぜか好きな馬というのは昔から何頭かいて、ジャニスとか、スプライトパッサーとか、ロイスアンドロイスとか、どれも理由はよくわかんないけどという感じなんだけど、ブエナビスタもそうで、もしかしたらここ何年かではいちばん好きな馬だったかもしれなかったりするわけだ。

でも、今回は「語り継」がなきゃいけないわけで、なんで自分がブエナビスタを好きなのかについて、正面から向かい合って考えることになった。そういうことって、意外とないと思いませんか? 仕事でそういう機会が半ば強制的に得られるというのも、それはそれでなかなかいいもんだな、やってよかったな、と思う。そんな感じの原稿になっております。

あと、これは記名の仕事ではないんだけど、競馬学校のホームページが大幅リニューアルされて、その騎手課程の中身の制作を手伝わせてもらった。

http://www.jra.go.jp/school/jockey/index.html

競馬学校騎手課程ってのは、要するにJRAの騎手になるための学校。基本的には中学卒業から3年間、全寮制で学んで、卒業すればまあだいたいは騎手になれるというもの。

で、これからは乗馬経験がない人でもどんどん合格させて、学校で鍛えて騎手として送り出す方向を強化するということで、もし中学卒業前で、運動神経が良くて、ガッツがあって、でも身体の小ささでスポーツを継続するかどうか悩んでいたりする人が周りにいたら、ぜひこういうホームページを見るなりして、将来についての選択肢に加えてみるといいんじゃないかと思う。僕らをびっくりさせてくれるような、すんごい騎手が登場すれば、競馬もスポーツとしてより盛り上がってくれるだろうから。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(0) 

『名馬の理』 [競馬]

名馬の理.JPG

バタバタしてて、2/12(金)にこの本が発売になってたことを忘れちゃってた。詳細へのリンクは以下。



『週刊Gallop』に連載していた橋口弘次郎調教師のドキュメントをまとめて、加筆修正したもの。著者は石田敏徳さん。



この『黄金の旅路 人智を超えた馬・ステイゴールドの物語』で馬事文化賞を受賞した書き手です。

知らない人のためにさっと説明すると、橋口調教師というのは、レッツゴーターキンとかダンスインザダークとかハーツクライとか、最近だとダービー馬ワンアンドオンリーとかを管理していた名調教師。この2月で定年引退となるのにあわせて出版された、というわけだけど、いやあ、これ面白い。

まだ読んでる途中だし内容を細かくどうこう言うのはアレなんだけど、ステイゴールドみたいに有名な「馬」が主人公じゃない分、「人」をきっちり描かなきゃいけないわけで、それがすごくちゃんとなされている。もともと丹念な取材と丁寧な筆致には定評がある人だけど、それが最大限に活かされている。

競馬ってのは「馬」が主役で、その周りに「人」がいる。でも言葉としての素材を得るための取材ってのは「人」にしかできないから、書き方的には、時に「人」が主役と並んだり、あるいは逆転したりする。というか、僕たちはまるで真っ直ぐな道でも車のハンドルは常に進路修正のため細かく動かさなきゃいけないように、そういう細かいコントロールを連続的に行いながら「馬」について書いてる。でも、そのへんの按配ってのはやっぱりすごく難しいというか、常に手探りだし、こうしときゃいい、みたいな解答はいつまでも見つからないものだったりするのだ。

だから競馬に興味のない人、例えばだけどディープインパクトの名前も聞いたことがあるかどうか微妙な人にまで楽しく読んでもらうことまで想定してディープインパクトについての文章を書くっていうのは、ものすごく骨が折れるというか、どうしても回りくどくなるというか、もしかしたら本質的に無理なチャレンジになっちゃう面はある。

でも「人」についてはちょっと違う。主人公が活躍するジャンルに興味のない人にでも、読んで面白いノンフィクションというのは可能だし、実際いくらでもある。「人」をちゃんと取材して書けるというのは、そういうマジックを生む、すごい能力なのだ。

そして石田さんは、まさにその点において、先端の場所で仕事をしている人だ。いやね、そのくらい本当に難しいのよ、競馬っていう専門性の高いジャンルのノンフィクションで、そのジャンルを知らない人も楽しく読めるものを書くってのは。

だから、この本は競馬に特に興味はないという方にも、普通にオススメします。面白いよ。

あと、このボリュームで1400円というのは頑張ったな、と思う。ページ数は普通だけど、改行による空白も少ないし、わりとみっちりとレイアウトしてあって、けっこうお腹がふくれる。この価格設定は、書き下ろしじゃなかなかできないのかな。

ちなみに石田さんは昔からことあるごとに橋口調教師に取材してきた蓄積があって、さらにあらためて『Gallop』の連載のために取材をしながらこれを書き上げたわけだけど、じつは僕はすごい昔、石田さんといっしょに橋口さんのとこに取材に行ったことがある。まだ雑誌編集者をしていた頃で、ダンスインザダークの「名馬物語」を書いてもらうために、書き手として石田さんにお願いして、いっしょに新幹線で栗東に行ったのだ。

もちろんそのときは、自分が後に会社をやめて石田さんと同業者になったり、石田さんが橋口調教師について書いた単行本を上梓することになるなんて、夢にも思っていない。そう考えると、なんだかちょっと不思議な気分になったりもする。

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村
nice!(1)  コメント(0)