So-net無料ブログ作成

さよなら2017年 [日記]

12/24有馬記念、12/28ホープフルS、12/29東京大賞典と、怒涛の年末取材が終わったと思ったら、もう大晦日だった。

有馬1.JPG
有馬2.JPG
キタサンブラックとともに去っていった中央競馬の2017年。

東京大賞典1.JPG
東京大賞典3.JPG
コパノリッキーとともに去っていった地方競馬の2017年。

東京大賞典2.JPG
いつも思うけど、東京大賞典のレース発走直前、大井競馬場の最終コーナーの向こうに太陽が沈んでいく瞬間は、僕の中では「1年の終わり」をしみじみ感じる度ナンバーワンの光景になっている。幸せと寂しさが入り交じったような、なんともいえない気持ちが胸の中に広がるんだよね、これ。

優勝.JPG
フロンターレは、大げさではなく、たぶん一生忘れることのない瞬間を味わわせてくれた。

川崎球場の外野席ですし詰めになりながら見た、ロッテ対近鉄のダブルヘッダー、いわゆる「10.19」。やっぱり満員電車のようになっていた横浜ウインズで見たオグリキャップのラストラン。

初めて行った凱旋門賞で目撃した、エルコンドルパサーとモンジューの激闘。東日本大震災で重く沈む日本からはるか彼方のドバイで見た、まるで一瞬の夢のような出来事だったヴィクトワールピサの勝利。

いつまでも忘れられないような感情の揺さぶられ方をしたスポーツの瞬間はいろいろあったけど、ここまで感情が爆発したのは初めてだと思う。本当に、軽く20年分くらいは泣いたんじゃないかな。

そんな感じで、いろんなことが混じり合いながらどんどん進行していって、相変わらずそれについていくのにヒーヒーいいながらの、あっという間の1年だったな。

でも、よく考えたら好きなものばっかり見て、楽しんでいられるんだから、こんな贅沢な話はない。そういうことができているってこと自体に深く感謝しながら、年を越したいなと思う。

今年もいろんな人にお世話になりました。いっしょに仕事したり、遊んだり、酒を飲んだり、くっちゃべったりしてくれたみなさん。本当に楽しかったです。心から、ありがとう。また来年もよろしくです。

では、よいお年を。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

『優駿』1月号とシルバーコレクター [競馬]

『優駿』1月号が12/15に発売になってます。いつもより10日早いです。有馬記念前だからです。ヒロシです。嘘です。ほんとはハヤオです。ペンネームですけど。



有馬記念特集の中の、出走予定馬の紹介記事を一部、書かせてもらってます。

有馬記念ってのはいわゆる世相が反映される結果になることがある、というオカルトめいた伝説があって、例えば1991年は1着ダイユウサク、2着メジロマックイーンで、2年前に亡くなっていた松田優作と往年の名優スティーブ・マックイーンの「俳優馬券」なんて言われたり。

いちばん有名なのは、アメリカで同時多発テロが起きた2001年に1着マンハッタンカフェ、2着アメリカンボスというなんともすごい名前の2頭で決まったことかも。

優駿レインボーライン.JPG

だからこんな原稿が掲載されていても、ちっとも不自然なことなんてないんですよ。なんてね。

ちなみに今年の有馬記念出走予定馬には、レインボーラインの他にも「シルバーコレクター」的な馬は何頭かいたりして。カレンミロティック、サウンズオブアースあたりはそんな感じ。どの馬もそんなに人気はなさそうなので、悲願の初タイトル奪取、もしあったら、けっこうな配当になるはず。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

高熱とシーズン振り返り [川崎フロンターレ]

風邪引いた。熱が38度出た。インフルエンザの検査したら「発熱から12時間くらいで検査しても出ないんですよね~」と言われ、わかんないけど鼻水は白くてサラサラだしなんかウイルスでしょということで、解熱薬飲んでポカリ温めてガブ飲みしてひたすら寝てたら、丸1日でようやく微熱まで下がった。そんでもってじつは奥さんも別の風邪引いて肺炎気味まで悪化してた。いやはや、優勝の代償は大きい。

長時間うとうと寝ながらいろんなこと考えてるうちに気づいたんだけど、天皇杯、もし柏が優勝したら、これでACL、ルヴァンに続いて、またしてもフロンターレに勝ったところが優勝することになる。すごい。ぜんぶ事実上の決勝戦。ルヴァンはほんとの決勝戦だけど。

優勝後のいろんな報道を見ていて、いくつか心に残ったものがあった。憲剛の、もう自分はタイトルを獲れないまま辞めていくんじゃないかと思っていた、という言葉は、なんというかすごくリアルなものだと思う。やはり憲剛や小林悠の、優勝ってこんな気分のいいものだったなんて、想像を超えていたという話は、まさに僕たちと同じだと思った。いやほんとに、こんないいものだったなんて。

鬼木監督の、自分が監督では「等々力劇場」は起きないんじゃないかと怖かった、という告白も同じように、どこまでいってもスポーツって人間がやっているものなんだというリアルさを感じた言葉だ。「人智を超えたこと」って、狙って起こせるものじゃないから「人智を超えたこと」なわけで、人間がやっていることなのに、その人間の枠を超えたことが実現されてしまうのがスポーツのすごさで、その奇跡の瞬間に立ち会うことこそ、スポーツ観戦の醍醐味なんじゃないだろうか。

今シーズンのターニングポイントがホームで引き分けた清水戦だったとか、そういう総括はすでになされているけど、ここでは特に個人的に強く感じたことを、つらつらと。

いわゆる風間サッカーに、具体的にどんな戦術や約束事が加えられたのかは、素人の僕には、素早い攻守の切り替えや相手陣内での再奪取といった意識レベルのことしかわからない。プレスのかけかたやブロックの組み方、その切り替えなんかは整理されたとは思うけど。

そんな中で唯一、はっきりと「守備」のために鬼木監督が加えたものがある。憲剛をボランチで使わない、ということだ。

大島やネットが不在の時でも、鬼木監督は絶対に憲剛をボランチにはしなかった。もちろん、展開に応じて最終ラインに下りてきてゲームメイクすることを禁じたりなんてしない。むしろ、そういう自在な動きで憲剛の良さが活きるような起用法になっていた。それでも、チームに守備の安定とリスク管理意識をもたらすために、憲剛をボランチでは使わなかった。それはたぶん傍でいうほど簡単なことじゃなかったと思う。

折しもガンバをやめる長谷川健太監督が、遠藤をどう起用するか、あるいはどう起用しないかの判断は、ものすごく難しかったという意味のことを言っている。明らかにテクニックや戦術眼はピッチにいる誰よりも図抜けていながら、運動量や守備のところでは不安がある。そういう選手をどうしていくかは、監督というものにとって永遠の課題なんだろうな、と思う。と同時に、やっぱりつくづく、サッカーは人間がやるものなんだなと思わされる。

代わりにボランチに入ったのは、森谷だった。特にルヴァンFC東京戦以降の森谷は、最後まで素晴らしかった。本当に素晴らしかった。J1で優勝争いをするチームの先発ボランチとして、胸を張れるプレーをしていた。リーグのMVPは小林悠で、他にチームのMVP候補がソンリョンや阿部、家長、ネットなどだとしたら、チームの影のMVPは、僕は森谷だと思う。文字通り、チームを救ってくれた。

前にもここで少し書いたと思うけど、阿部と家長の補強はたぶん鬼木監督の希望(家長はGMがずっと獲得を熱望してた選手だけど)で、この2人が「守備」の部分を埋めてくれたからこその鬼木サッカーであり、優勝だった。家長は、開幕当初は1トップ起用が模索されていたりしたけど、あの走力、守備力、スタミナを考えれば、少なくともこのチームでフィットしたのがサイドだったというのは、自然の帰結だったように思えてくる。

僕はずっと押し込んで崩す展開になったときに、特に右サイドでワイドに開きすぎる傾向のある家長のプレーは怖さがなくて問題だと思っていたんだけど、終盤戦、そのあたりにだんだんと変化が見られていたように思う。

特に阿部ちゃんの左サイドにボールがあるとき、同じサイドの方まで顔を出して崩しにかけていて、それがすごくうまくいっていた。このあたりはどこまで意識して修正したものなのかはわからないけど。

でも、それでエウソンまで上がってきていて、相手ボールになったときにはエウソンの分まで右サイドを守備に戻らなきゃいけないんだから、こりゃたいへんだとも思う。たぶんだけど、エウソンや、あるいは憲剛の分まで守備に走らなきゃいけないシーンは多いはずで、そんな汚れ仕事まで黙々と引き受けてくれている部分については、もっともっと賞賛しなきゃいけないなと思う。

関係ないけど、阿部ちゃんの開始45秒ゴール。試合前のシュート練習を見ていて、前節の浦和戦では、まだタッチがおかしいなと見ていても思ったんだけど、このゲームの前の練習では、隅にズバズバとボールが行っていて、なんか今日の阿部ちゃん、シュートすごいよと奥さんに言った直後のことだった。森谷と並んで、シュート練習を見ていて面白い選手だと思う。

思いつくままに書いてるけど、エドゥについて。完全に根拠のない憶測だけど、あの空振りやハイボールの目測誤りなど、ときどき見せるポカのいくつかは、もしかして視力に問題があるのに放置してるのかな、という気がしないでもない。プロフィールを見ると、視力は「分からない」となっているから、本人は問題ないと思ってるけど、じつはけっこう悪くなっていて、というパターンとか。ブラジル人、なんかそういうとこ無頓着そうだし。

来年の飛躍を期待したいのは、なんといっても長谷川。今の憲剛の位置、トップ下で使って、チームをコントロールすることに慣れたら、大化けするんじゃないかと思うんだけど。ドリブルを活かすためだけにサイドに置かれてるけど、どうしてもそこでは守備の部分が求められるし、クロッサーとしての資質も必要で、それらは長谷川の強みではないと思う。

辞めていく選手のことも。

井川は風間サッカーによって自分の居場所を見つけた、ある意味では申し子のような存在だったと思う。アウェイ広州恒大戦で急遽、右サイドバックをやらされたのはかわいそうだったな。少し極端なくらい、そういうサッカーを目指すチームに行ければいいんだけど。岐阜とか。

ハイネルは、練習を見ていてもシュートというかキック力自体が弱くて、そこはレナトとは違う弱点だったと思う。特にサイドではそこが弱いと怖さがなくなってしまう。でも、いつもニコニコして、ピッチでもふてくされることなんてまったくない、前向きな全力プレーをしていた。ネットはちょっと見習おうぜ、というくらい。中野じゃないけど、冗談抜きで、仙台なんて合うんじゃないかなあ。

可児は結局ほとんどプレーを見ることはできなかったなあ。麻生で見ていた限りでは、なんとなく自分をアピールすることが苦手そうな印象はあって、そういうところも伸び悩んだ理由にあるんだろうか。人間関係も含めてフィットできる場所に出会えることを祈ってる。

狩野は怪我の状態で契約満了になって大丈夫なのかな。。。心配になる。たぶん、誰もがそのテクニックは認めざるを得ないところがあって、だからこそ、これまでずっとJ1のチームでやれてきたんだと思う。そしてJ1ではあと一歩、あとほんの少しのフィジカルや走力、アジリティが足りなくて、レギュラーに定着できなかったんじゃないか。そういう気がする。まずは怪我を治して、どこかで輝けるといいんだけど。

大塚はほんとに好きな選手なので残念。公式戦で見た時も、不満を覚えたことはほとんどない。足が遅いって言われてきたけど、それをあまり感じさせないくらいのうまいポジション取りやリスク管理のできる選手だと思う。逆にいえば、それができるのもトップ下に置かれてこそで、そのことは、大塚本人が誰よりもよく知っている。誰よりもよく知りすぎていて、北九州では、そういった起用法に関する監督の意向との齟齬が出場機会を失う理由になったという話を読んだことがある。敵チームでもいいから、プレーをもっと見たい。そんなふうに思ってる。

これから1ヵ月くらいは、チームは補強の話に沸くんだろうな。いわゆる「DAZNマネー」の使い途は、他の全クラブとそのサポが注目してると思う。どんな行動に出るのか、楽しみだね。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬

優勝と「おめでとう」メール [川崎フロンターレ]

RIMG1304.JPG
RIMG1306.JPG

いろいろ立て込んでるので簡単に。試合のこととか選手のこととか2017シーズンのこととかはまたいずれゆっくりと。

嬉しくて泣けることって、よく考えてみると、じつは人生でもそうあることじゃない。少なくとも僕はそうだった。思い出そうとしても、すぐには思いつかない。あったのかもしれないけど、じわっときたとか、たぶんそのくらいだったんじゃないかな。

そう考えると、ものすごい体験ができたんだと、じわじわ思えてくる。スポーツってすごい。観戦して応援してる人にもこんなものを与えてくれるなんて、ほんとにすごい。

RIMG1308.JPG
RIMG1310.JPG

フロンターレが優勝した直後から、たくさんの友達からメールがきて、おめでとう、って言ってもらえた。繰り返すけど、スポーツってすごい。だって、よく考えたら優勝したのは僕じゃないわけで、原理的にはへんな話なのに。本当にすごい。

みんなによると、テレビの中継で、あるいはスポーツニュースで流れた、憲剛が泣き崩れてピッチに突っ伏す場面やその後のインタビュー、セレモニーを見て、ジーンとしたのだという。ほんのちょっとのシーンでも、真実は、本物は人の心をちゃんと激しく動かす。それは正しく、スポーツのすごさだと思う。

だからみんな、僕におめでとう、という気持ちになってくれたのはもちろん疑いなく本当なんだろうけど、でもたぶん、本質的にはみんなも自分たちが、それぞれ少しずつ感動した。そこがいちばん大事なところなんだと思う。僕が普段からいっしょうけんめい応援してますよというのは、みんなの興味にフックするための、あるいはちょっとした感情移入をするためのきっかけにすぎなくて。そういう「きっかけ」も含めて、人の人生なわけで。

まあそういうのはどっちでもいいというか、切り分けられないのがスポーツのすごさというか、不思議さなんじゃないかなとも思う。なんにせよ、人生の中で何かにジーンとできるって、幸せなことだと思う。本当にそう思う。

RIMG1313.JPG

で、声が完全に潰れた状態で、翌日は早朝から中京競馬場へ。デーゲームだったおかげで体調もなんとか運転に対応できる状態で向かえました。よかった。

RIMG1315.JPG
RIMG1319.JPG
RIMG1321.JPG

ゴールドドリームというかムーアの一発は狙ってたんだけど、2着のテイエムジンソクは軽んじてました。。。いつも買ってた馬で頼りにしてたんだけど、ここは相手が強い、舞台も合わないと思ってたんだけど。古川吉洋ジョッキーとテイエムジンソクには、脱帽。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:競馬

ガンバ戦と長谷川健太のサッカー [川崎フロンターレ]

インタビューの達人、吉田豪の本は読んだけど、多い時でどのくらいの頻度でインタビューをこなしていたとか、そういう話があったのかどうかは忘れちゃった。

相手と時間を合わせて、お互いそこに出向いていって、1時間なり2時間なり話を聞いて。聞きながらメモを取ってそれをもとに原稿を、なんて僕にとってというかたいていの取材者にとっては中国雑技団レベルの神業なので、録音をして、あとでそれを聞きながら文字に起こして。そんで、今度はようやくそれを目標の形式、分量にまとめていく。

かようにインタビューってのは手間のかかる面倒な・・・いや、たいへんやりがいのある素敵な仕事なんだけど、さすがにそれが20日間で6本あると、なんだかもう、いろいろ追いつかなくなってくる。

だってその合間には大井のJBC競走に行ったり京都のエリザベス女王杯に行ったり朝早くから浦和美園へ行って結局1点も取れずに準優勝になったり代表の試合をテレビで見たり、あとなんといっても終わったインタビューの原稿を書いたりしなきゃいけないんだから。しなきゃいけないって、全部したいからやってるんだけど。

ガンバ戦2.JPG

そんなきゅうきゅうとしている中で向かったのが、久々のゲーム、久々のホーム等々力のガンバ戦。

ガンバ戦1.JPG

ドール君、じゃないや、ボビー君とじゃんけんをして、見事に勝って袋入りパインをもらったりなんかして。やっぱり、なんかはしゃいじゃうよね、ホームゲームって。

スコアは1-0で、選手の何人かは「難しいゲーム」という言葉も使っていたけど、でも個人的にはそういう印象はぜんぜん残らなかった。逆に、なんか楽しい、というかルヴァンカップの決勝とは違って、選手が心から楽しそうにサッカーをしていた、戦っていたように思えて、そういうものを見ているとこっちもすごく楽しくなってきた、ということなんだけど。

ちなみに11/9(木)に憲剛が新百合ヶ丘へ一日消防署長のイベントで来たとき、トークショーの最後に並んで握手していく中で、一人で見に行ってたうちの奥さんは、このあとのリーグ戦は楽しんでプレーしてください!と言ったそうで、憲剛はそれをちゃんと守ったんだね。えらい。

もちろん、ガンバのモチベーションも含めたデキ自体がかなり良くなくて、フロンターレはわりとやりたい放題にできていた、という面は大きいんだろうけど、それにしても楽しそうにやっていたと思う。

引いて守られても、サイドから、中央から、ミドルで、裏狙いで崩しをかけ続け、だめならCKを取って、ニア、ショートコーナー、ファーと、あの手この手で攻め立てた。こういうゲームを見ると、やっぱサッカーはボールを握って攻撃し続けるのが最大の防御でもあり、最高の楽しみだというのは本質的に正しいんだなあということが肌で理解できる気がする。

特に印象に残ったのは、ソンリョンが終盤までたぶんほとんど1本もロングボールを蹴らずに繋いだことに象徴されるように、ビルドアップの意識は高いけど、だからといって攻撃が遅いわけではないという、ゲーム運びの上手さだった。

相手が引いたときにも、おそらくは意図的にボールを下げて相手のラインを上げさせ、プレスのモードへ移行させてから、あらためてそれを剥がして一気に攻めるやり方とか、素晴らしかった。あれができるのは、やっぱり先制されずにゲームを進められたことが大きいと思う。サッカーは基本的にそうだけど、それにしてもフロンターレは、先制できるかどうかで自分たちの良さの出しやすさが大きく変わるチームだなあと感じた。

あとは、大島がいつになく早いタイミングで、いつもより高い位置から縦に勝負パスを出すのがやけに目立っていて、個人的には、これはこのゲームで最大の収穫だった。悪いリズムのときは、ネットがそれをやろうとしすぎて、攻撃が全部ネットで終わる傾向が顕著だと思うので。

どこまでチームとしてそれを意思統一していたのかはぜんぜんわからないけど、この日に限っては、ネットは相手のプレスを剥がすことに専念して比較的低い位置でプレーしていて、それがすごくよかった。

大島は、よくやるようにネットと役割を入れ替えながらビルドアップに加わる動きはせずに、微妙に下がったところで相手を引きつけておいて、その大島を飛ばしてネットや谷口から、降りてきた憲剛や、これは後半顕著だったと思うけど中に絞ってきた家長に直接、パスを通せるようにしていた。で、結果的にその次のアクションで、大島がゴールを狙うための勝負のパスを出せていた、ということだと思う。

不安を感じた面をあえて探すなら、車屋の交代要員がいなかったことかな。コンディションはあまり良くなかったと思うし、プレーにもそれは出ていた気がする。0-0の時間が続いたこともあって、点を取りに行くなら交代のいちばん最初はここかな、とも思ったけど、そもそも替える選手がベンチにいない。シーズン通して右SBの選手層はフロンターレの泣き所になってきたけど、じつは左SBにも、その不安要素は潜在的にあると思う。

ガンバ戦3.JPG

ガンバは、怪我人続出で攻撃の駒が明らかに足りていなかった。で、そうなるとますます、長谷川健太サッカーの悪い意味での単純さがあからさまになる。思うに、長谷川健太はシンプルな約束事と基本の攻め方、守り方を選手に叩き込むことと、それを遵守させる能力がすごく高くて、それは素直に監督としての能力の高さだと誉めていいと思う。

そういう意味で、個人的には代表のようなチームを作ることにすごく向いていると思っていて、大真面目に、東京五輪世代も森保よりは健太だろうと思うし、ハリルホジッチにもし何かあって急遽代役を探すんだとしたら、長谷川健太って合うんじゃないかなあ、と思っているんだけど。

逆に、一部の選手がクオリティが下の選手に替わったり、コンディションが下がったりしただけで、それがそのままチーム力の低下として出ちゃうのが健太サッカーのダメなところなのかな、とも思う。「困った時の○○頼み」みたいな武器がないというか、そういうものを持たないように普段からチームを作っているというか。あえて言えば「困った時の東口頼み」で、それはもはやチームとして何もできていないということの逆説的な証明だし。

このゲームでいえば、どうして最初から2トップにしなかったのかな、というのはある。2列目のプレスで、フロンターレにボールを前に進めさせないことを重視したのかなとも思うけど、それにしても、あまりに攻撃の起点が作れなすぎて、見ていて気の毒になった。プレスだけのためのメンバーで、それを突破されてしまうと、その後マイボールにしてからのゲームの進め方に、まったくプランがなかったといったところかな、と思う。

まあ敵として見ている分には、何がやりたいのかがわかりやすく提示されるという点で、興味深く観戦できる監督だなあと思っているんだけど。来年はFC東京。楽しみだね。

フロンターレはまたここから少しゲームがなくて、次は浦和戦。参戦予定なので、そこまでには重い仕事は片付けておきたいところだなあ。

にほんブログ村 サッカーブログ 川崎フロンターレへ
にほんブログ村

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:競馬