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ヴィクトリアマイルとジュビロ磐田戦 [日記]

5/14(日)は東京でヴィクトリアマイルが、そして遠く離れた磐田ヤマハスタジアムでは、フロンターレとジュビロのゲームが行われた。後者は15時キックオフ。残念ながら諦めるしかなかった。まあ何時キックオフだろうと無理なんだけど。

いや、朝7時キックオフくらいなら頑張って行って戻ってきた!

・・・かな? 逆に21時キックオフとかなら行った! かな?

ヴィクトリアマイル.JPG

いずれにせよ、アドマイヤリードの重賞初制覇でのG1勝ちを見て、いろいろ取材して、一段落した頃、遠く離れたヤマハスタジアムではほぼ試合が終わりかけていて、1-0で勝ってるのか、と思って間もなく、2-0になってゲームが終わったと知ったわけだった。

にしても、昔から思っているけど、須貝厩舎の牝馬って、テンションの高さが破綻寸前のギリギリのところでうまくとどまって、大舞台で100%か、もしかしたらそれ以上の力を発揮できることがよくあるような気がする。いつかゆっくり取材する機会があったらそのあたりについて訊いてみたいとは思ってるんだけど。

磐田戦の2点目は、アディショナルタイムにGKソンリョンからのロングフィードを1バウンドでそのまま長谷川がヘディングしたボールが、DFとの連携がうまくいかず飛び出していた相手GKカミンスキーの頭上を超えてゴールに入ったものだった。

すぐに思い出したのは、2013年のやっぱりヤマハでのジュビロ戦で、3-2で勝っている状態で迎えたアディショナルタイム寸前、GK杉山からのロングフィードが大きくバウンドして、相手DFがGKにバックパスしようと胸に当てたところを矢島がかっさらってそのままゴールしちゃった得点だった。

じつはあれも5月18日、ほとんど同じ時期のゲームだったのだ。ちなみにその日は土曜日で、翌日のG1はメイショウマンボの勝ったオークスだったわけだけど、そんな日程だったため、両方現場で見ることができた。土曜開催サイコー。

今年は、取材の後飲んで帰って、そのまま続けてちびちび飲みながら見逃し配信でまるっと観戦。いやあ、阿部ちゃんいいねえ。ほんとにいい選手だ。あの守備の意識と能力は現在の代表ではかなり好まれるものだと思うし、このまま得点感覚に優れたところを見せ続ければ、一気に代表入りなんて、ない話じゃないよコレ。

前にも書いたけど、シュート練習ひとつ見ても、必ずGKやDFのタイミングを外すような小さなフェイクを入れて打っていたり、ただシュートがうまいってだけじゃなく、ちょっと意識の高さは図抜けてる印象を受けた。こういうのは、三好あたりには本当に見習ってほしい。例えば大久保なんかは、足にボールが当たる感覚と実際のボールの軌道を、いつまでもいつまでも、何度も何度も確認していたりしたし。先輩から学ぶっていうのは、そういうところもなんだぜ、と言ってあげたい。

しかし、ハイネルを前半でスパッと諦めて下げて、入った長谷川が得点するとか。

武岡が最後はヘトヘトになっていたけど相変わらずの内転筋の強さを感じさせるキレのいいパスでビルドアップに攻撃に加わったりとか。

エドゥが最初に川又に入れ替わられたシーンだけはヤバかったけどむしろあれで危機感に火がついたのかその後は川又を執拗にマークしてシャットアウトしたりとか。

ネットが完全に大島の存在感を認めて良いコンビ関係を築けて、無理にへんな攻撃に出ず、いい意味でサボるようになって試合の最後まで体力と集中力が続くようになって、しかも突然のワンツーでの攻め上がりがよけい効果的になったりとか。

なんかチームがいい方向に回り始めているのをすごく感じる。極端な話、今は憲剛が90分ピッチにいなくても大丈夫なチーム状態になってると思う。最低限、本当に誰か一人というなら、大島さえいれば、というのは、フロンターレの今の向かう方向としては、正しいものだと思う。

ジュビロについて感想を書いておくと、守備は意思統一が図られた、すごく固いものだったと思う。ラインを上げてコンパクトにした3バックは、ちゃんとしっかりした形になってた。ボランチも人に強く来てたし。

弱点はやっぱりサイドで、櫻内と小川大貴というのは、やっぱりちょっと守備的というか、守備的ならまだいいんだけど、3バックでサイドがそういう人選だと、チームとしては後手に回りやすくなっちゃうと思う。欲を言えばあそこは前線からの守備の意識の高い、運動量に秀でていて、しかも個人でも打開できるドリブラーがいればいいんだけど、そんな人材いたらどこだって欲しいわけで。浦和の関根とかね。

そこが重くなっているせいで、攻撃は俊輔をパサーに、川又がターゲット、あとは松浦と川辺の飛び出し次第という形しかなくなって、つまりわりと単純な攻撃しかできなくなっていた。で、川又をマンマーク的に抑えられちゃうと、カウンターとセットプレー以外はかなり手詰まりになっちゃう。チームとしていいサッカーをしてるのは明白だけど、人材が少し足りないというか、フォーメーションに対して武器が少ないというか、そういう印象。小川航基と2トップってのも3バックだと少し採用しづらそうだし、監督としてはいろいろ悩ましいんだろうなあ。

まあ、そんな感じでこちらは次は鹿島戦。こういう微妙な平日アウェイこそ、我らフリーランスの力の見せどころ。力を見せるっていうか、茨城まで行きますってだけなんだけどね。

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NHKマイルCとACLイースタンSC戦 [日記]

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5/7(日)のNHKマイルCはまさかの牝馬ワンツー。「まさかの」ってわりには2005年にラインクラフトとデアリングハートがすでにワンツーしてたりはするけど、でもねえ。参った。スローでも差し切るような末脚自慢の切れるタイプじゃなくスピードタイプが優勢、というところまで読めていたんだから、リエノテソーロも、もうちょっと押せないことはなかったんだけど。

マイルC2.JPG

勝ったアエロリットは、横山典弘騎手がすさまじいまでの好スタートを活かし切って、しかも馬場を読み切ったコース取りをして、という最高の騎乗をした。久々のフライング・ディスマウントも間近で見ることができた。

ちなみにアエロリット、3年前にこのレースを勝ったミッキーアイルの従姉妹なんだよね。父のクロフネも、2年前のクラリティスカイを出していて、血統的にもいろいろ向いていたのかな、と。ちなみクラリティスカイの母父はスペシャルウィークで、アエロリットはネオユニヴァース。「父クロフネ×母父サンデーサイレンスの後継種牡馬」という組み合わせが共通していて、なんかなるほどな、という感じでもあった。

んで、話は変わって、その2日後の5/9(火)は等々力でACLのグループリーグ最終戦、香港のイースタンSC戦だった。

東方戦.JPG

相手のレベルは正直、高くないし、ホームでコンディション的にも利があったりして、4-0というスコアを持ち出して攻撃陣がどう、守備陣がどうということを語ってもあまり意味はないゲームではあった。意味がいちばんあったのは、引き分けでもGL突破はできない、勝たなきゃダメという固くなる状況を克服できたという一点にあると思う。

とはいえ、細かいところにはたくさん見どころがあった。中でもわかりやすかったのは、ハイネルがすっかりチームの「武器」になっているところだと思う。

個の能力や献身性はもちろんだけど、注目したいのは後半、攻め疲れとリスク回避の意識もあってみんな少し動きがまったりしてきたところで、ハイネルがトップ下の位置に流れてきてボールを捌いて、またサイドに出ていって受けなおして突破を試みる、というように、自然な、自由な感じでプレーしていて、それがすごく良い流れになっていたところ。チームが求める限定的な役割をこなして武器になるという段階の上を行く、これが真にチームにフィットしていくということなんだな、と、貴重な瞬間を目撃しているような気分になった。

しかし、あのスピードはレナトと比べても遜色ない、つまりリーグでも屈指のものなんじゃないか。ボールをさらすタイプのドリブルをしていたレナトとはまた違う、懐の深いタッチは、対策もされにくそうで、なんかもっともっとやれそう。

ネットにも良い影響を与えているようにも見えて、ネットは何らかの指導がなされているかどうかは別として、ボールを持つと憲剛、大島、そしてハイネルの3つがパスの送り先として優先度が高くなっていて、送り先が3つもあるから持ち過ぎや無理に1トップに当てるような縦パスも少なくなっていて、結果的に意思統一されたゲームメイクに良い参加の仕方ができているように思えた。上がりすぎないから守備のフィルターとして相手ボールを引っ掛けるシーンも多くて、そのあたりも好感を持てたかな。

あとは長谷川。報道では、ハーフタイムにハイネルに、縦に突破したら自分はファーに入るから見ていてくれと伝えて、それがそのまま形になってクロスに合わせられたということで、こういうのってすごく良いことのような気がする。よく前半が終わって引き上げていくところで味方同士が身振り手振りで要求を伝えているシーンってあるけど、それが的確かどうか、そしてそれを実行に移せる能力があるかどうかというのは、これはもう選手によって差があるんじゃないか。そして長谷川には間違いなくその才能がありそう。新潟戦でも、自分がドリブルしたら中に入っていってほしい、と阿部ちゃんに伝えてそれがそのまま形になって得点に繋がったというのは、つまりそういうことを意味していると思う。

で、長谷川のドリブルは、車屋と絡む左サイドにも良い影響を与えている。1点目の車屋のクロスは、長谷川がドリブルで相手を引きつけたからこそ、車屋がじっくり中を見てクロスを上げる余裕が生まれたわけで。この半年くらい見ている側がモヤモヤしていたのは、車屋がそのドリブルをする役目を担うはずじゃなかったの? というところにあったのかな。そのへんの役割分担を、組み合わせ次第で整理していければいいんじゃないか。というか、車屋も、長谷川みたいに自分が活きる方向に周りに的確な要求をできるようにならなきゃダメだろ、とも思うわけだが。

あとはもう、家長が公式戦に無事に戻ってこられた、というのはプラス材料。ただ2度の決定機は別として、それ以外のシーンでは、個人的には驚くほどゲームに入れていないように見えた。ポジションかぶりも多かったし、パスもリターンや、後ろに戻すものが大半。でもまあ、まずはピッチに立てたというところでいいんじゃないかな。対して、阿部ちゃんはもう完全にフィットしたと思う。なんか、楽しそうにやってるように見えたもん。

磐田戦は行けないので、みなさん現地応援よろしくです。敵だけど、新天地で中村俊輔がどのくらい楽しそうにサッカーしてるのかとか、生で見てみたかったけど。

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新潟戦とカツアール [川崎フロンターレ]

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暑かった! 京都から来た鹿島のアタッカーは中村アツタカ! カツラノハイセイコを破って宝塚記念をカッタのはカツアール(※カツアールは日本の競走馬である。1970年代から1980年代にかけて南関東公営競馬と中央競馬で活躍した。by Wikipedia)! 古い!

そのくらい暑かった昨日の等々力。陽射しの強い季節・快晴・デーゲームと、走攻守揃うことは意外と頻繁にはないんだけど、まさにそれ。バックスタンドでは5秒に1回くらいの割合でどこかから「日焼けが~」という悲鳴が聞こえてきてた。

観客も2万5000人を超えて、そんな日に3-0の圧勝は、ほんとによかったとしか言いようがない。新潟が、ホニが怪我で直前に離脱、車屋が対応に振り回され、セットプレーでは立て続けに競り勝っていた矢野貴章が前半の途中でやっぱり怪我でいなくなったことで、あとはフロンターレが自分たちのやりたいことを確認するには絶好の展開となった、という感じだった。

新潟戦2.JPG

セレッソ戦と比べていちばん感じたのは、やっぱり大島の有無。フロンターレの生命線というか、他のチームより優れているストロングポイントの一つはボランチが絡んだゲームの組み立てとそこからの意表をついた攻撃のスイッチで、それがないと、ああいうことになるんだということを確認できた2試合だったと思う。そういう意味で、森谷はこれまで何度もいろんな起用のされ方をしてきたけど、少なくともフロンターレのボランチのスターターとしては「違う」ということになったと思う。

ストロングポイント、という考え方は、セレッソ戦を見ながら思っていたことでもある。あの試合では、明らかにハイネルのキープ力と縦への突破だけが唯一、相手を上回っていたのに、チームは真ん中の小林悠のポストプレーや、左サイドの作りを中心に攻める時間が続いていた。それで試合に勝てるわけがなくて、基本的な自分たちの強みというのとはまた別に、そのゲームでの相対的なストロングポイントを見つけてそこから攻める力は、フロンターレに足りないところだとは思う。

車屋を中心とした左サイドは、攻守両面とも、明らかに今年は「並」というか、平凡なものになっていると思う。あそこから決定機が生まれることはものすごく稀で、あそこからピンチに陥ることはすごく多い。セレッソ戦の1失点目、山村にやられたやつも、ノボリと車屋のお粗末な守備の連携が直接の原因だと思うし。

ちなみにセレッソ戦の2失点目は、健勇のポストプレーがハンド気味で、それに手を上げてアピールするだけで落としたボールに行かない谷口の怠慢が招いてると思う。谷口は、オフサイドトラップもそうだけど、手を上げてのアピールに逃げるプレーははっきり言って情けない。なんか厳しい言い方だけど、選手人生をかけて改めるべきだと思う。

閑話休題。新潟戦は、ハイネルが中央じゃなくスペースのある右に移ったことでそこがストロングポイントになった。小林悠が1トップじゃなく2トップの片割れになったことで、下りたり裏を狙ったり、中へ入ったり外へ開いたりと臨機応変に動くことでようやく良さが出るという特徴が活かせた。そして何より、大島の存在自体がストロングポイントになった。ネットにはどのくらい強い指示が出ていたのかはわからないけど、明らかに無謀な縦パスやワンツーでの攻め上がりが減って、そのかわりに守備でフィルターとして効くシーンが増えていた。

中でも特に未来へ向けての可能性を感じたのは、大島から長谷川への、中央の縦のホットラインだった。ソンリョンを起点に、大島、トップ下の位置に入ってきた長谷川、と一気にパスが繋がってボールが前に運ばれるあの感じは、まさにフロンターレのストロングポイントってこれだよな、と思わせるものがあった。

にしても、得点はすべて、特に小林悠の2点目の崩しは、本当に今年、初めて見たというくらいの鮮やかなものだった。新潟は最終ラインと、低い位置でのボランチの守備に対人の強さがあまり感じられなかったことで、わりとやりたい放題ではあったんだけど。

課題は、やっぱり左サイドのクオリティがそれほど高くないことと、あと右も含めて、やっぱりサイドだと思う。まあ左は現状、他に選択肢がないわけで、選手を変える、競争させるというよりは、チームとしてこの左サイドをどう使ってストロングポイントの一つに変えていくかということを、もう一度試行錯誤してみる必要があると思う。

右は、たっぴーは本来2列目のアタッカーで、守備の厳しさ、献身性、クレバーさがあるから他のポジションもできているけど、スピードとフィジカルでゴリゴリくる相手とマッチアップしがちなSBは、ちょっとかわいそうな場面も少なくない。

じつは決してスピードに秀でた選手じゃないことや、年齢もあって、出ずっぱりでの疲労によるコンディション落ちがわりと顕著に出ていることなんかを考えても、いつまでも不動のSBで使っていられない。武岡とエウソンが戻れば、いちどサブで休んで、本来の2列目で、チームがうまくいっていないときのカンフル剤や途中交代の切り札になれるような存在感を、もう一度取り戻してほしいなと思う。

あとは、戻ってきたエドゥのプレーは本当に感動した。奈良は悔しいだろうけど、長いシーズン、谷口と3人でポジション争いをしつつ、うまく回っていってほしいと、これは外から見ている目としては思う。鬼木監督には、このへんのモチベーションのコントロールにはきちんと気を使ってほしいところ。

連戦は、ACLでGL突破できれば、中4日以内だけでもまだあと4試合ある。見てるだけの僕たちでさえ、暑さで体力消耗しただの日焼けが~だの泣き言を漏らしてるんだから、選手も苦しいんだろうな。とはいえ相手も苦しいわけで。へんな言い方だけど、敵味方関係なく、そういう苦しさに負けず、いいプレーを、見て満足できるゲームを見せてほしいものだと思う。

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天皇賞・春とセレッソ大阪戦 [日記]

ゴールデンウィーク真っ只中、みなさん「月、火はカレンダー通り」と言いつつ電車も街もサラリーマンあんまり見かけなくて、なんだよ世の中ほとんど9連休なのかよと憤っておられることでしょうが、フリーランスは常に連休でもあり常に休日無しのキタサンブラックじゃないや根っからのブラック属性職種でもあり、興味があるのは電車や道路の混み方くらいしかなかったりするんだよねえ。

今年は、4/29(土)に東京の青葉賞を取材した後、天皇賞・春に出走する関東馬よろしく、渋滞を恐れてその日のうちに石田敏徳名人やカメラのハタ坊とクルマで関西へ出発。

で、宿が安くて予約しやすい途中の四日市で「四日市って、市の名前を『四日』に変えちゃえば、市からのお知らせとか『四日市市より』みたいな事態にならず『四日市より』で済むのにねえ」という無責任で意味のないアイデアを口走りつつ宿泊。

途中の高速道路も渋滞はなく、翌日の京都競馬場までも通常レベルの混み方で、なんだこれなら泊まる必要なかったかなとも若干思いつつ快晴の京都競馬場で天皇賞・春。

レースが終わって取材も終了すると、急いで競馬場を出て京阪電車と地下鉄御堂筋線を乗り継いで大阪は長居へ。フロンターレのセレッソ戦を応援に行ったのでした。

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天皇賞は、感動的なレースになった。超のつく一流馬たちが完全に力を出し切って最後はみんなフラフラになるなんて、そうあることじゃない。ほんとに凄かった。

セレッソ戦.JPG

で、セレッソ戦も、選手たちは完全に力を出し切って最後はみんなフラフラに。。。

なってない!と憤る向きもあるようだけど、個人的には、そういう見方はできないかなと思ってるんだよねえ。

試合を見ていてまず思ったのは、選手たちのコンディションがかなり厳しい状態に見えるな、ということ。韓国アウェイから中4日で関西アウェイというのは、数字以上に苦しいんだろうなと思った。阿部ちゃんなんて、前半途中からもうバテバテで動くのがつらそうに見えた。それでも気持ちを奮い立たせて守備に攻撃に走っているのは伝わってきて、これは結果を問わず拍手をしてあげたくなった。

それに加えて、やっぱり憲剛とネットを欠いていたというのは、ただでさえ大島もいない中で致命的だったと思う。

思えばこのチームが始動して、公式戦が始まる前の、メンバーが公開された最後の練習試合(水戸戦)のスタメンは、新井、舞行蹴、谷口、エウソン、車屋、ネット、大島、憲剛、阿部、小林悠、家長というものだった。

ここからフィールドプレーヤーでは怪我で舞行蹴out→復帰の奈良in はさておき、5人がいなくなっているわけだから、そりゃあクオリティは同じというわけにはいかない。しかもそのうち4人はセントラルプレーヤー、ゲームを作る役割の選手なんだから、ほとんど非常事態といっていい。

逆に、これに準じた状態でシーズンをここまでよく持ちこたえてきたという誉め方もできるけど、でもまあ勝てていないのに誉めるってのもヘンな話で。選手たちも誉められたくはないだろうし。

ともかく、なんとか持ちこたえてきたけど、このセレッソ戦はコンディション不良も相まってもちこたえられなかった、ということだと思う。

先に言及した水戸戦では家長が1トップで小林悠は2列目の右で、当時それはあまり機能してなくてまだ手探り状態ではあったけど、例えば今回、何度か試してやっぱり思わしくなかった小林悠の1トップで試合を始めたのは、ちょっと消極的というか、メンバーがいないんだから、これがいちばん誰も文句言わないというか、やっぱりうまくいかなくてもみんな許してくれるんじゃないか、というフォーメーションに見えたのは、ちょっと不満かな。

悠はすごく成長してよそからの評価も高くて今年はチームの中心と自他ともに明言してる選手だけど、決してFWとしてなんでもできるスーパーな選手というわけじゃない。古典的な1トップの役割は、昨年までのチームのサッカーがそうでなかったこともあって、ぜんぜんうまくいっていない。何より、クリエイティブさが感じられなくて、よそから借りてきた戦術のマネごとにしか見えないのが致命的だと思う。

そのあたりのテーマに関して、現在、どうやってチームを作ろうとしているのかは、なんかこれで見えなくなっちゃって、そこも当惑する。

昨年までのサッカーの攻撃面の良いところを継続するなら、0トップ的な3トップで、両サイドは起点になりつつ、裏狙いで相手ラインを下げてギャップを作る。中央は下りてきてトップ下的なプレーを中心に、ここぞというところで裏へ。という感じしかないと思ってるんだけど。まあ3バックなのか4バックなのかとか、後ろのワイドの選手は誰をどう使うのかとか、連動する難題もそれはそれで出てくるけど。

選手は、右が小林悠。中央は現状、長谷川、変化球で阿部、本命はもしや家長。左はレナト的な方向なら三好、小林悠と2トップ的な色を強く出すなら森本、守備重視なら阿部、攻撃の流動性重視なら憲剛という感じなのかな。

三好は、そういうふうに役割を限定してあげないと、このままじゃなんか成長しない気がしてる。役割を限定ってのは、例えば浦和の関根とかガンバの泉澤とかみたいなね。じゃなくてチームの中心を担うゲームメーカーとしての方向でということなら、先の0トップの真ん中に置いちゃうという手があるけど、これは相当なサッカー脳を要求されるので、そういう指導を意識してやっていかないと。今のままじゃ、なんか少年サッカーの試合で上手い子が、わがままなドリブルしてるだけにしか見えない。

大久保の抜けた代わりに誰が点を獲るサッカーにするのかっていうビジョンは、補強との絡みも含めてまだ見えていないわけで、まずは家長やエウソンの復帰を待つしかないのかな。

いちばん心配なのは、こうやって結果が出ない時期が続くと、普通は選手たちが一枚岩になれなくなってくるところ。ここが踏ん張りどころだと思う。ここを乗り切ってチームが正しい方向に作れれば、後半戦は快進撃、というようなことだってまだまだ期待できると思うし、そういうものを期待して応援したいところだよね。全試合、どんな時期も最高のゲームで勝ち続けることなんてできないんだから。

というようなことを悶々と考えながら、試合後は大阪駅からの夜行高速バスで帰ったのでした。家に朝7時過ぎくらいかな。

高速バス、久々だったけど、まあまあ眠れた。でもさすがに土曜からずっと出かけてた状態だったわけで、やっぱ疲れてはいる。

で、自分が移動で疲れるといつも、選手のコンディションだっていろいろあるんだろうから、動けてなくても「気持ちが入ってない!」とか言わないであげたいな、と思うんだよね。

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寿司と仙台戦と大阪杯 [日記]

競馬もJリーグもいよいよ本格シーズンって感じで。あっち行ってこっち行ってってって「って」がやたら多くなってるっていう話もあってアレなんだけど、とりあえず時系列で。

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1週間以上前になっちゃったけど、3/26は高松宮記念取材のため中京競馬場へ行ってきた。あいにくの雨、おまけに寒かったけど、セイウンコウセイを狙って取ってご満悦。帰りは高速を沼津で降りて魚河岸丸天って店でサカナを食べて帰った。

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ここに来るのは2度目。いろいろ美味しいという以上に、ここはボリュームがすごい。穴子天丼なんて、ご飯の量はもちろん、穴子の天ぷらの量が凄まじい。この奥に写ってるやつね。

高松宮記念3.JPG

石田敏徳名人もカメラのハタ坊も、お腹すいてたので勢いよく食べ始めたのはいいけど、半分くらい食べたところで「ヤバい、もうお腹ふくれてきた。。。」と情けない告白をしちゃうくらいだった。

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で、その翌週の土曜は、仙台でフロンターレの試合見てきた。安かったので前泊して、そんで行ったのが寿司屋。2週連続の寿司になったわけだ。

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ちなみに試合後、帰る前にも、これは仙台駅の中にあって時間がなくてもカウンターで立ち食いできるっていう店で寿司を食べて帰ったのでした。

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ユアテックスタジアムは、アクセスも、それからホスピタリティも良好で、なんかいつ来てもまた来たいと思わせるものがある。

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ソンリョンが「ソンヨン」になってたりはしたけど。

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2-0の勝利のうち2点目は、ゴール裏のピッチに向かって左寄りの前の方で見ていたので、まさに目の前での崩しからの得点を堪能できて、なんかこういうの久しぶりだな、と嬉しくなっちゃった。

収穫はなんといっても長谷川だと思う。以前、阿部のゼロトップがある程度機能して光明が見えたけど、長谷川のFW起用は、同じ方向で、さらに上を行く期待を抱かせるものだった。足の速さや運動量を活かしたプレスとカウンターはもちろんだけど、何より、裏を取ってゴール前に入っていくセンスに長けているのは長谷川の大きな武器だと思う。もちろん、トップ下的にバイタルからサイドを使うパスワークにも加われるし。できることの幅は、相当に広い。すごい選手になるかもよ、これ。

考えてみれば、長谷川が出場したゲームで、消えていたとか何もできなかったというのを見た記憶はほぼない。いつも出場すればやれているのは、引き出しが多く、1種類のプレーにこだわりすぎないからいろいろな相手のいろいろな局面に対応できるからなんだろうな。

小林悠との2トップ、おまけに憲剛のトップ下も相当に機能していた。前者は、やっぱり悠は真ん中に1トップ的に構えて常にCBを背負うより、ある程度スペースのあるサイドも使って、裏へ抜け出す怖さを見せてこそ、ということなんだと思う。憲剛に関しては、連戦等で本人のコンディションが落ちたり、あるいはハードなマークや、きついプレスでチームがビルドアップに苦しんでいるときにはボランチ的に下りていくことになりがちで、そうなるとここまで無双はできないだろうけど。

まあこの2トップ+トップ下の形が組めたのも、3バックにしたおかげで、つまりSHのノボリとハイネルの運動量のおかげ、ということになる。2人とも、長い距離を全速力で戻って守備をする場面は前半から多くて、さぞかし疲れただろうなと思う。戻るので精一杯だったからこそ、防ぎはしたもののCKを与えるというシーンは多くて、ああいうセットプレーで先制されたりしなくてほんとよかった。

にしても、2得点とも右から、しかもハイネルと長谷川と小林悠が絡んでのものというのは、ついに今シーズンの「形」が一つ、見つかったということなんだと思う。これはかなり喜ぶべきことかと。ハイネルはシュート練習を見てもなんかシュートが弱くて、ゲームでもそんな感じがあって、つまり本質的にパサーなんだろうな。

ベガルタは、ロングボールを蹴ってくることも少なくて、コンパクトな繋ぐサッカーを志向していることはよく伝わってきた。パススピードの速さも、指導の賜物なんだろうな。守備も頑張っていたけど、憲剛がわりと高い位置でフリーでボールを受けられるシーンが多かったのは、あれってなんだろ、システム的なミスマッチが起きてたのかな。3バックとはいっても、なんか特殊なフォーメーションに見えたし。

攻撃面では、サイドのクロッサー、ドリブラー、中央でタメを作れるパサーと、そのへんが全部少しずつ足りてない印象。つまり得点を取るための武器というか、たいていの相手の守備陣を上回れるストロングポイントが見つかっていない感じだった。FWの問題じゃなくて。

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で、ゲームも勝って寿司も旨くて、仙台から上機嫌で帰ってきて翌日は早朝から宝塚へ。大阪杯を見に行ったのだ。

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天気も良くて、観客はたくさん入ってた。G1昇格初年度ということもあって、場内でもいろんなキャンペーンやらイベントが打たれていて、賑やかだったし。

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レース後の記者会見は、別室で行われた。阪神競馬場でこの部屋で会見っていうのは、長く取材をしている人たちにも記憶はないそう。というか、馬主さんが会見に出てくれること自体が、ないわけじゃないけど基本的にはレアケース。そんなサブちゃんの体調を慮ってということなんだと思うけど、しかし金屏風の前にこうして並んで座られると、なんか競馬のレース後の記者会見には見えなくて面白かった。

大阪杯ができたせいで。いや、「せい」なんて言っちゃいけないね。できたおかげで、3月末の高松宮記念から6月の安田記念までは、11週間で10のG1が行われることになった。合間、合間の寿司でも楽しみにしながら、まあボチボチやっていきましょうかね。

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